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AkitosNove

スキー&スノーボード2004-2005

楓物語。第四章 運命

――運命とは人にはわからないもの。昔、仲間だったものが自分の敵になってしまうときもある。

平和だったはずなのに、いつの間にか争いが耐えない日々になってしまうときもある。

皆で楽しめる日々が、自分の利益のために一人だけで楽しむ日々になるときももちろんある。

大切な人が急に死ぬときもある。自分が急に死ぬときもある。

このように、運命は決められており、他の人にはわからないものである。

しかし、自ら運命を変えることができる。

自らの運命は、自ら決めるもの。どのような結果だろうが、自らの責任である。

ただ、どうなっても私は知らない。もちろん自らも知らないだろう――

あらすじ

ベスが行方不明となり、タンクとノヴァ、キラは三手に別れてベスを探すことに。

ノヴァとタンクはカニングで合流し、キノコ神社へ向かおうとするが、キノコ神社へ行くための唯一の交通手段であるペリーの前には、Realizeのメンバーがいた。

二人を倒し、キノコ神社へ向かおうとすると、メイプル騎士団と名乗るギルドのマスターと副マスターである御剣真冬としゃるあと共にキノコ神社へ向かう。

キラはキノコ神社のモンスターがいないという異変に気づき、奥地に進むと、アキとハッターの謎の計画を耳に聞く。アキはキラの存在に気づき、キラとアキは戦うことになった。

ベスは自分が知らない間にキノコ神社の隠れた場所へ連れて行かれており、グレートQという謎の男か女か分からない人と一緒にいた。

~ジパング 死者の彷徨う墓地~
キラとアキはタイマンで勝負することになった。

そして、戦いは今から始まるところだった。

ハッター:いいか、時間は5分だ。こっちもそれで終わる。

アキ:分かった。3分で片付ける。

キラ:3分だと・・・っ。

アキ:別に2分でも構わないが?

キラ:上等だ、僕も3分で君を倒すっ!

アキ:言葉で言うのは簡単だからな。

そして、火蓋は切られた。

キラ:シャドーパートナーっ!

アキ:かかってこい・・・。

キラ:いいだろう・・・ラッキーセブンっ!!

アキ:シャドーウェブっ!

キラの投げた合計4発の手裏剣は、アキの放ったシャドーウェブによって全て止められた。

アキ:まだまだだな。どんどんこいよ。

キラ:なら、これならどうだっ?アヴェンジャーっ!

キラの投げた二発のアヴェンジャーはアキに命中した。

しかし、アキはダメージを受けていなかった。

キラ:どういうことだ・・・?確かにアヴェンジャーは当たったはずだ・・・。

アキ:もう、終わりかい・・・?そんなものだとは思わなかったね・・・。もっと手応えあるかと思ったんだが・・・。

キラ:くそっ・・・ならばっ!

ハッター:(あいつは気づいていない・・・アキは挑発しているということを・・・。)

キラは何発も手裏剣をアキに投げた。

アキ:知っているか・・・シャドーパートナーの使い方は、共に戦わせるだけじゃないんだ・・・。

そういうと、アキは自分の目の前にシャドーパートナーを出した。

キラの投げた手裏剣は全てシャドーパートナーに当たり、シャドーパートナーと共に消えていった。

アキ:この技は、普通のハーミットじゃ使えない・・・。

アキは、キラに笑みを見せた。

キラ:まだ、余裕だと言いたいのか・・・っ。

アキ:そろそろ本当のタイマンと行こうか・・・。

アキが右手を挙げた途端。キラの周りに隠れていた影たちが現れ、キラのシャドーパートナーを消した。

アキ:これで一対一だ。かかってこい。

キラ:くそっ・・・だが、まだまだっ!!

キラはアキにラッキーセブンを繰り出した。

しかし、それを見たアキはキラに余裕の微笑みをした。

アキ:待っていたよ・・・お前のラッキーセブンを・・・。

アキはキラと同じく手裏剣を投げた。

だが、それはラッキーセブンのように2発ではなく3発であった。

3発のうち、2発はキラの手裏剣に当たり、1発はキラに向かって飛んでいった。

キラ:何っ・・・。

キラは瞬間に避けたが、手裏剣はキラの頬をかすった。

キラ:3発だと・・・。

アキ:俺はお前のようなハーミットとは違う。そう言っておこう。

キラ:遠距離なら、勝てないなら・・・近距離で攻めてみせるっ!

キラは篭手を捨て、自分の腰につけていたドラゴンサクスを取り出した。

ハッター:(アキはショーダウンのスキルを相手に見せず、使うことができる。相手は自分がショーダウンをかけられていることも知らないで、挑発にのってしまう。)

ハッター:(確かに、遠距離が得意なナイトロードは近距離に弱い。しかし、アキにそれは通用しないぜ・・・。)

キラ:これでもくらえぇぇっ!

アキ:ふっ・・・遂に冷静さを失ったか・・・。

~キノコ神社 神社前~
4人はキノコ神社に到着していた。

ノヴァ:なんだ、この臭い・・・。

タンク:毒ガスっぽいな・・・。

ミツルギ:これが、今回の依頼なのか。

しゃるあ:ぃぇ、今回の依頼はもっと奥ですょ。

ミツルギ:行ってみようか。

~ジパング カラスの巣~
ミツルギ:どういうことだ・・・カラスが一匹もいないぞ。

ノヴァ:この臭いのせいだろうな。

タンク:誰が一体こんなことを?

ミツルギ:とりあえず調査するか。

しゃるあ:ミツルギさn。待ってくださぃ。もっと奥に原因がぁると思ぃますょ。

ノヴァ:奥に行くしかないな。

~ジパング 寂れた墓地~
ノヴァ:臭いが激しくなってきたな。

ミツルギ:これは、モンスターだけの問題じゃない・・・。人間にも被害が出てくるぞ。

タンク:気分が悪くなってきたわ。

しゃるあ:でも、この奥に原因がぁるらしぃですn。

ノヴァ:待て、人の声が聞こえる・・・。

タンク:これは・・・・・・・・キラやんっ?!

ノヴァ:キラだとっ?!一体あいつは何をしているんだ?!

タンクとノヴァは奥に向かって走りだした。

御剣としゃるあはそれを追うようにして、走った。

~ジパング 死者の彷徨う墓地~

キラ:ぅおぉぉおおぉぉぉっ!

アキ:冷静さを欠けたときが、死をあらわす・・・。

キラが後一歩でアキに届くとき、キラに強い衝撃が走った。

アキ:ニンジャストーム・・・。これでお前には隙が出来た。

キラはアキから遠くへ飛ばされ、ふんばった。

そのとき、アキは目にも留まらぬ速さでキラを篭手で斬りつけた。

ノヴァたちは、ちょうどそのときについた。

ノヴァ:キラっ!!

キラは何が起こったか理解できていなかった。ただ、自分が飛ばされてから、アキが向かってきたのは理解できた。

アキ:・・・ブーメランスタブ・・・。

キラ:・・・っ。

キラはその場で倒れこんだ。

ハッター:見事・・・2分54秒だ。俺たちも行くぞ。

アキ:分かった。

ノヴァ:お前ら・・・よくもキラをっ!!

アキ:やめとけ、怒りだけでは俺を殺すことはできない。それに、あいつは生きている。

ノヴァ:なんだとっ・・・?!

タンク:ノヴァやんっ・・・キラやんは確かに生きているよっ!

アキ:キラ、聞こえているな。なら一つ言う。お前はまだ強くなれる。もっと強くなったら再び俺に戦いを挑め。

ハッター:いくぞ、アキ

アキ:あぁ、分かった。

二人はその場から去っていった。

タンク:とりあえず、キラやんと一緒に神社に戻っていてよノヴァやん。

ノヴァ:あ・・・あぁ。分かった。・・・ところでタンクさんはどうするんだ。

タンク:俺はちょっと、ここらでベスやんを探すよ。

ノヴァ:そういうことか、じゃ、先に戻っているわ。

ノヴァはキラを連れて街に戻っていった。

ミツルギ:謎の男たちに謎の毒ガス・・・。謎ばかりだなぁ。

しゃるあ:ミツルギさn。ちょっとこっちきてくださぃ。

ミツルギ:ん、どうした。

しゃるあ:これ、見てくださぃ。

ミツルギ:・・・なんだよこれ。

しゃるあ:ミツルギさn。本当にそれでもマスターですヵ?

ミツルギ:・・・。

しゃるあ:これは、ギルドの刻印ですy。

ミツルギ:刻印って・・・お前も持ってるあれか?

しゃるあ:そうでs。副マスターのみに渡される刻印でs。

ミツルギ:確か、刻印にはギルドの本拠点とか書いてあったよな。

しゃるあ:はぃ。ですから、それを頼りに今回の事件を解決しょぅヵと。

ミツルギ:よし、早速見てみろ。

しゃるあ:それが、無理なんですy。

ミツルギ:なんでだ?

しゃるあ:この刻印は、他の刻印とは違ぃ、ロックがヵヵってぃるんですy。

ミツルギ:そんな秘術が、このギルドにはあるのか。

しゃるあ:もしくゎ、ぁの人たちが各自でヵヶたのかもしれませんy。

ミツルギ:今、解除できそうか?

しゃるあ:僕たちのギルド本拠点に戻れば解除できそぅでs。

ミツルギ:分かった。とりあえず、あの男3人も事件に関係してるかもしれない。

しゃるあ:彼らも連れて行くんですk?

ミツルギ:あぁ、そうする。

しゃるあ:でも、もぅだれもぃませんy。

ミツルギ:・・・・・・・。

しゃるあ:僕は、ぁの傷つぃた人を背負ってぃた人を追ぃますヵら、ミツルギsはぁのダークナィトsを頼みまs。

ミツルギ:分かった。

~???~
ぐれととベスは今一体どうしているのか。

ぐれと:そろそろきそうだな。

ベス:何がっすか。

ぐれと:お迎えだよ。

ベス:お迎え・・・誰の?

ぐれと:お前だよ。ただ、注意しろ。君を狙っているやつがいるから。

ベス:俺を狙っている・・・やつ?

ぐれと:今の君だとやつには勝てない。だから、少し力を与えてあげるよ。

ベス:力?

ベスが質問しても、ぐれとは答えることをせず、ベスに魔法をかけた。

ベスは自らに力があふれることが分かった。

ぐれと:今、僕が出来ることはこれまで。あとはノヴァやキラが気づいてくれる。

ベス:あんたは一体・・・何者なんだ・・・?

ぐれと:僕は、グレートQ。ただのプリーストさ。

その場は真っ暗であったが、あたりは一気に明るくなった。

タンク:ベスやんっ?!

ベスには確かにタンクの声が聞こえた。

~ジパング キノコの殿堂~
ベスは再び目を開けると、桜が舞っている木の下に座っていた。

目の前にはタンクがおり、周りにはルイネルの死体が何百といた。

しかし、ぐれとの姿はどこにも見当たらなかった。

タンク:ベスやん、何してたんだよー。皆探していたんだよ。

ベス:タンク・・・さん?あれ?ぐれとさんは?

タンク:ぇ、今ぐれとって言った?

ベス:言ったけど・・・?

タンク:もしかして、グレートQ?

ベス:そうだけど?

タンク:ぇーっ。ぐれとやんにあったのーっ?

ベス:ぇ、ぐれとさんを知ってるの?

タンク:ぐれとやんはずーっと前に行方不明なんだけどなー。

ベス:行方不明・・・?

タンク:ところで、何でそんなレベル上がってるの?・・・ぁー、狩りしてたのか。

ベス:ぇ?

タンク:もうルイネル狩れるレベルなのかー。でも二次でもないよね?

ベスは全く状況が判断ができなかった。

さっきまで一緒にいた人・・・ぐれとは行方不明の人物であった。

それに、いつの間にか自分のレベルが上がっていた。

狩りなんてしていないのに、確かに力が感じられる。

混乱したままでいると、後ろからミツルギの声が聞こえた。

ミツルギ:ぁ、ここにいたか。皆さん、ちょっと神社へきてくれ。

ミツルギはただそれだけを伝え神社へ戻っていった。

タンク:とりあえず、神社へ戻ろうか。

ベス:ぁ・・・あぁ。

~ジパング キノコ神社~
既に全員が集まっていた。

ミツルギ:ところで、あの男は大丈夫なのか?

ノヴァ:あぁ、キラか。Jタコ食わせたから大丈夫だろ。

ミツルギ:なら大丈夫だな。

しゃるあ:ミツルギさn、Jタコでは回復しませんy。

ミツルギ:・・・。

タンク:で、何で集めたんだい。

ミツルギ:・・・、まぁこいつを見てくれ。

ノヴァ:こいつは、Realizeの刻印か。

ベス:刻印ってなんすか。

ミツルギ:刻印ってのはな・・・

タンク:簡単に言っちまえば、ギルドの名刺さ。

ミツルギが言い出したとき、タンクが言ってしまった。

ミツルギ:・・・。

ノヴァ:で、こいつがどうしたんだ。

しゃるあ:ミツルギさn。話進めましょぅy。

ミツルギ:・・・ギルドの刻印には、そのギルドの本拠点が分かるんだ。

ベス:それで相手のところにいけばいいんすね。

ミツルギ:た・だ・し、こいつにゃ、ロックがかかっちまってる。

タンク:ロック?

しゃるあ:簡単に言ってしまぇば、家に鍵を掛けるのと同じものでs。

ノヴァ:つまり、鍵を開けなければ中を見れないってことか。

ミツルギ:そうだ。

ベス:それって、解除できないんすか?

ミツルギ:出来る

ベス:なら、やればいいんじゃないんすか?

ミツルギ:俺はロックを解除することよりも、指揮及び戦闘の担当だからな・・・。解除は違うやつが担当だからな。

しゃるあ:全く、マスターとは思ぇませんn。

ミツルギ:・・・。

タンク:なら、そいつを呼べばはやいじゃない?

ミツルギ:そいつは、念のために本拠点待機させてるからなぁ・・・。

タンク:なら、まふゆたんのギルドの本拠点へ行こうっ。

ミツルギ:でもな、俺たちのギルドメンバーの過半数がこっちの大陸にいるからな。無闇に移動できないんだ。

ノヴァ:なら、こういうのならどうだろうか?俺とタンクとベスでこっちにいるお前たちの部隊を守るから、お前らが解除しにいくってのは。

しゃるあ:確かに、それなら大丈夫ですn。

ミツルギ:んー、まぁいいか。

タンク:ぁ、待った。

ノヴァ:どした、タンク

タンク:ベスやんがさっき狩ってたらしくて、僕たちと同じレベルだから、試験受けさせにリブレ向かわせたほうが良いと思う。

ノヴァ:ぇ・・・ベス、お前いつの間にそんな強くなったんだよ。

ベス:えっと、ぐれとさんが・・・。

タンク:詳しいことは俺が伝えるよ。

ミツルギ:じゃぁ、ビクトリア大陸にはノヴァ殿、タンク殿が残って俺としゃるあとベス殿は本拠点へ向かい、解除終了後リブレへ向かい、ベス殿の試験を見届ける。

ノヴァ:それで良いだろう。

ベス:ところで、キラさんはどうするんすか。

ノヴァ:キラは・・・・。

ノヴァが言い出したとき、キラが口を開いた。

キラ:僕は・・・・。

タンク:キラやん、大丈夫なのかっ?

キラ:僕は、少し昭和に行くよ。

ノヴァ:昭和?何しにいくんだ?

キラ:己を鍛えにいくってやつだ。

ミツルギ:遠まわしに言えば、修行ってわけか。

キラ:僕は、アキに負けた・・・。だから、アキを超えるように修行に行く。

タンク:でも、今単独で行動するのは・・・・

ノヴァがタンクの口を塞ぎ、ノヴァが話した。

ノヴァ:俺は止めはしねぇぞ。

キラ:ノヴァ・・・

ノヴァ:お前の気がすむまで行って来ればいいだろう。

タンク:そうだな、いってきなキラやん。

キラ:感謝する・・・。

ミツルギ:さて、そろそろ行動するか。

しゃるあ:我々の部隊はペリオンーワイルドボアの巣2に待機してます。何日分ヵの食料はぁるので、お願ぃしまs。

こうして、彼らは出発した。

ビクトリアアイランドにはタンクとノヴァが残り、ワイルドボアの巣2へと向かった。

本拠点である、オルビスへ向かい御剣真冬としゃるあとベスは船に乗った。

キラは一人で昭和で己を鍛えるために昭和に行った。

だが、オルビスにもペリオンにも出迎えてくる敵がいることも知らずに向かってることを誰も知らない・・・。

もし、それも彼らの運命だとするのなら、避けられないものである――
by cicada0117 | 2007-03-01 23:46 | 楓物語
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小説の紹介

1.挑戦者たち
メイプルストーリーの世界は四職で成り立っていますが、もし、この四職が互いの潰しあっていたらどうなるんでしょうか?
はじめての作品です。
話は終わりました。

2.楓物語
「挑戦者たち」の世界の後の話です。
モンスターばかり狩っている今のメイプルストーリーですが、狩場を確保するために放置してる人などをMPKする人や、初心者の弱い人がくるとMPKする人がいるということがあります。それに、最近ギルド対抗戦としてギルドクエストが出てきたので、プレイヤー同士の戦い・・・PvPだったら、こんな感じだろうということを考えて、作りました。主に会話をメインとして書いているので、会話がとても多いです。
現在進行中です。
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