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AkitosNove

スキー&スノーボード2004-2005

楓物語。第八章 動き出す心

人の心とは少しのことでとても大きく左右される。

ちょっとした優しさに触れることで、相手の印象も変わる。

なにかの「きっかけ」があることで人は変わっていく。

その「きっかけ」はもしかしたら道端にあるのかもしれない。

自分自身でもっているのかもしれない。

偶然の人との出会いは人生の中でとても大切な一部だ。

その人と会うことで未来が変わるというのなら・・・。

ーオルビスー
刻印のロックを解除するミツルギ御一行。

しゃるあ:ロック解除成功しましたょ。みつるぎさn

みつるぎ:で、なにが買い手あるんだ?

しゃるあ:ちょっと待っててくださぃ。

刻印を見てみると、しゃるあの顔が急に険しくなった。

みつるぎ:どうしたんだ、一体。

しゃるあ:今ヵら、読み上げまs。

<この刻印を解除できたということは、Realizeのメンバーに間違いはないようだ。近々、例の作戦を実行しようと考えがある。一同はリプレに移動するように。そして、この刻印はアキとルリには渡されていない。彼らは何か怪しい。要注意するように。>

みつるぎ:リプレ・・・。

ベス:リプレって、あの龍がすむといわれる島?

みつるぎ:そうだ。しかも、この島からは一日一本しか出ていない。

しゃるあ:みつるぎさn。ぁと7分で出航ですょ。

みつるぎ:まじか?!急げ!乗り遅れたら明日まで待たないといかんぞ!

ーオルビス リプレ行きの船ー
昔は10分に一本と一日に144本の船が出ていたが、最近は一日に一本という量になってしまった。
みつるぎたちが数十名の人がいた。
その中の一人は、ベスに見覚えのある女性だった。

??:やっぱり、ここで待ち伏せて正解だったわ。ハッターが刻印落としたっていうから、もしやと思えば・・・。

ベス:あんたは・・・。

みつるぎ:リフィアか・・・。

リフィア:まぁ、そんな誰かは良いとして、あなたたちは船に乗らせないわ。

しゃるあ:何故ですk?

リフィア:簡単じゃない。自己防衛のためよ。私はガーヤ様の命令のためにここにいるの。

みつるぎ:通してくれないか。急用なんだ。

リフィア:私を倒せたらね。

しゃるあ:ぁと1分でs。みつるぎさnどうしまs?

みつるぎ:倒す時間がないか・・・。

ベス:強行突破するしかないんじゃね

しゃるあ:彼女は魔法使ぃでs。遠く離れれば離れるほどこちらが不利でs。

リフィア:そういうこと、あきらめなさい。それに、この船が出たら三週間は船は出ないわ。

みつるぎ:くそっ・・・。

三人があきらめかけたとき、後ろから人気がした。

??:ここは俺たちに任せて、船へ乗るのだ。

みつるぎ:誰だ?!

リフィア:あら、この前尻尾を巻いて逃げたマグナちゃんじゃない。

マグナ:俺で悪いか。

ベス:一体、あんたが何故ここに。

マグナ:お前らを助けにきた。

しゃるあ:助ヶ?どぅぃぅことですk?

マグナ:お前らが船に乗ってリプレに行ってもらわないと、困るんだよ。

みつるぎ:どういう意味だ

マグナ:いずれ分かるさ。さぁ、行け!

ベス:マグナ・・・ありがとう・・・。

三人は船に乗り込み、船は出港した。
出航した瞬間、リフィアはとても高らかに笑った。

リフィア:あなた一人で何ができるの?この大群の前で屈するだけよ?

マグナ:雑魚が集まっても雑魚は雑魚だろ。関係ない。

リフィア:数で攻められたら?それも魔法で。

マグナ:だからといって、俺は退けない。例え一人でも

そのとき、また誰かが後ろからやってきた。

??:残念だけど、マグナは一人じゃないわ。

リフィア:今度は誰?

マグナ:ちょこか。

ちょこ:私もマグナと一緒に戦うわ。

マグナ:どういう風の吹き回しだ。

ちょこ:ちょっとね、彼らを手伝いたくなって。

マグナ:ベスたちか。

ちょこ:えぇ。彼らは面白いわ。

マグナ:ただ、Realizeの奴らが一番の敵だ。

ちょこ:大丈夫よ。きっと誰かが私たちに手伝ってくれるわ。

リフィア:さて、お話は済んだかしら。そろそろお相手しましょう。

リフィアはテレポートで一番高いところへと登った。

リフィア:たとえ、力が強い戦士二人が揃っても、魔法の前ではそんなの無意味なのよ!

リフィアはサンダーボルトを唱えた。

唱えたサンダーボルトはマグナやちょこだけではなく、Realizeのメンバーにも降りかかってきた。

マグナ:っ?!お前・・・味方を殺す気なのか?

リフィア:使えない人たちは邪魔。消えてもらわないと。

ちょこ:相変わらず極悪非道ね。あなたは。

リフィア:お褒めをありがとう。じゃぁ、これはどう?

雷が降り続く中、今度は空中から巨大な氷が降ってきた。

マグナ:これをどうやって避けるか・・・?

ちょこ:私に任せて。ちょっと背中を借りるわよ

ちょこはマグナの背中を踏み台にして高く飛び上がった。

ちょこ:サクリファイス!

ちょこの出したサクリファイスによって巨大な氷は砕け散った。

マグナ:サ・・・サンキュー。助かったぜ。

ちょこ:いや、自己防衛よ。

マグナ:褒めた俺が馬鹿だったか。

二人が話してる暇もなく、雷は振り続ける。

リフィア:じゃぁ、これはどうかしら?・・・メテオ

戦場は雷と氷と隕石が落ちてきてばかりで二人は一向に先へ進むことができなかった。

ちょこ:避けてるだけじゃ、戦況は全く変わらないわ。

マグナ:といっても、この中を切り抜けるのはまず、無理だろ・・・。

ちょこ:まぁ、あんたはパワーガードでもやって私の活躍でも見てなさい。

ちょこは雷と氷が振る中を全てあたりながら走っていった。

マグナ:あいつ・・・死ぬ気か?

マグナは助けに行こうとも、この中を通ることはできなかった。

振ってくる氷などを避けようともせず、当たっていくだけ・・・。

ちょこのHPはどんどんと減っていく。

リフィア:まさに、死に入るってのはこのことね・・・

ちょこがリフィアのもとにたどり着いたとき、ちょこが不気味な笑みを見せた。

ちょこ:DarkKnight...それは闇の騎士。

マグマ:あいつ・・・止まってやがるっ?!

ちょこ:闇の力であんたを倒すっ!バーサク!!

リフィア:っ!!

ちょこの発した威圧感により、リフィアの出していた隕石と氷は全てなくなった。

それどころか、リフィア自体がひるんでしまったのだ。

いつの間にか、周りは雨が降り出し、地面がすべりだした。

ちょこ:さぁ・・・死ぬのよ・・・闇に包まれて・・・

リフィア:くっ・・・!・・・っ!

そのとき、リフィアはあることに気がつき、高いところへ向かって走り出した。

マグナ:あの野郎、逃げる気か!

マグナはとりあえずちょこの元へ走っていった。

雨は強くなっていき、雷も鳴り出してきた。

場所はオルビス。この高さからかるく死ねるというところだ。

ちょこ:逃がさないわよ・・・さぁ・・・死ぬのよ!

ちょこは全力で走り出した。

ちょこの持っているパルチザンはあまりにも重いはずだが、そんな風には走っていて重そうに見えないように見えた。

リフィア:雷・・・それは、人をも殺せる刃。

リフィアは魔力を杖に集め始めた。

マグナ:っ!ちょこ!!あいつ・・・雷を落とすつもりだ!落とされたら・・・オルビス自体持つか分からん!逃げるぞ!

ちょこ:なら、この一発にかけるっ!!

ちょこは、槍を前に突き出しより早く走り出した。

マグナ:馬鹿野郎!死ぬ気か?!やめろ!!

ちょこにはその声が聞こえず一人特攻していった

リフィア:5・・・・・4・・・・・3・・・・

リフィアはカウントをはじめ、全ての魔力をオルビスに落とそうとしている。

リフィア:2・・・・

残り2秒をきったとき、船乗り場にいた人たちは全員生力を失いかけていた。

ちょこ:今っ・・・!ラッシュ!

ちょこはリフィアに向かって走りだした


リフィア:1・・・っ・・・





その槍の先はリフィアの体を貫通していた。

パルチザンが赤色に染まり、リフィアの腹からは大量の血が出てきた。

リファア:・・・・っ・・・このままじゃ・・・・すまないから・・・・私は・・・・ただでは・・・しなない・・・んだから・・・これじゃ・・・あいつらに・・・あわす顔が・・・ないじゃ・・・ない・・・の・・・・。

リフィアは自分の腹を抱え、テレポートしていった。

全ての者たちは我が身が無事のことと、ちょこの勝利に歓喜していた。

しかし、ちょこのラッシュは勢いがあり、止まらず先に進んでしまった。

先は・・・崖・・・・。

下は地上界へとつながっている。落ちれば生きて帰れるわけがない。

ちょこは意識を失い、崖に捕まることもできず、落ちていってしまった。

マグナ:!!あの馬鹿野郎・・・っ!

マグナは全力で走り、崖から飛び降りた。

空中で意識を失い、頭から落ちてるちょこを自分の腕で抱え、ちょこを守るように落ちていった・・・。



ースリーピーウッド奥地ー

アキ:お前は俺には勝てない。何故なら、お前は俺を殺すことができないからだ。

キラ:ボクは君を倒す。そして全てを聞き出してみせる!

アキとキラはお互いシャドーパートナーを出し、戦闘準備をしていた。

カイ:僕たちは何もしなくていいんですか。

助:しらねーけど、あいつの顔見る限り、手を出さんほうがいいだろうな。

ノヴァ:一対一か・・・。

キラ:こちらからいくぞ!

キラが手裏剣を二枚投げた。

しかし、アキは一向に動こうとしない。

タンク:これは決まったんじゃないのかい?!

助:あれは偽者だ。

タンク:え?

手裏剣がアキに当たると、アキは木の人形へと姿が変わっていた。

アキ:いつまで馬鹿やってるんだか・・・

アキは木の枝の上にのっていた。

キラ:なら、これで!

もう一度手裏剣を投げた。

しかし、それもまた木の人形であり、アキはまた別の場所にいた。

アキ:ほら、俺はここだぜ?

キラ:おかしい・・・そんな遠距離を一気に移動できないはずだ・・・。

キラが何枚も手裏剣を投げたとき、助があることに気がついた。

助:っ!!キラ!

キラ:キミは手を出さなくていい!これはボクの仕事だ!

助:違う!あいつはどれも全て偽者だ!本物は、きっと木の上だ!

キラ:なんだと?!

助:かすかに気を感じる・・・あいつはこの周りにはいない。きっと、これはお前の手裏剣を減らすための作戦だ!

そのとき、上から黒い影が振ってきて、キラのシャドパを手裏剣で消した。

アキ:見事だ・・・助といったな?お前・・・中々のナイトロードだ。

助:この技を使えるあんたも見事だぜ。

アキ:ふっ・・・お前とは一緒に酒が飲めそうなんだがな・・・

助:今度のみいくか?

アキ:いいだろう・・・俺が生きて帰れたらな・・・

キラ:無駄話はそこまでだ!

キラが手裏剣を投げると、アキはそれを全て弾いた

アキ:俺の分身がどこかに隠れてるぜ・・・?

アキは様々なところに自分の影を隠し、周りから援護していた。

そのときだった、急にアキの横に人が現れた。

アキ:ルリ・・・一体何の用だ・・・。

ルリ:私も戦うわ。あなたに死なれると・・・困るの。

アキ:コレは俺の戦いだ。

ルリはその言葉もきかず、キラにホーリーアローを出した。

しかし、そのホーリーアローは影に飲み込まれた。

助:そんなに戦いがお好きなら。俺が相手になってやるよ。

助は篭手をつけ、戦う気できた。

ルリ:あなたじゃ、私は倒せないけどね・・・。

助:ネガティブな俺でも、お前には勝つ。これだけはポジティブじゃねーとなぁ?





―――静かなスリーピーの森には小鳥のさえずりが聞こえる。

周りからの音が何も聞こえず、聞こえるのは風の音と小鳥のさえずりのみ。

その中で、また二つの戦いが起きる・・・。

これは、何かの運命なのだろうか?

そして、別大陸では心が動き出した。

自分の利害のため?自分の面子のため?自分のやりたいことのため?

それは分からないが、彼らは何らかの理由で動かしたのだろう。

リプレ・・・それは未知なる大陸。

戦争以降、新しく発見された大陸であり、人々はリプレのことをこう呼ぶ

          ”暗黒大陸”

誰もその中心部に何があるか分からない。

暗黒のように真っ暗な世界である・・・・。

そこではどんな出会いがあるのだろうか・・・?
# by cicada0117 | 2007-06-15 21:22 | 楓物語



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小説の紹介

1.挑戦者たち
メイプルストーリーの世界は四職で成り立っていますが、もし、この四職が互いの潰しあっていたらどうなるんでしょうか?
はじめての作品です。
話は終わりました。

2.楓物語
「挑戦者たち」の世界の後の話です。
モンスターばかり狩っている今のメイプルストーリーですが、狩場を確保するために放置してる人などをMPKする人や、初心者の弱い人がくるとMPKする人がいるということがあります。それに、最近ギルド対抗戦としてギルドクエストが出てきたので、プレイヤー同士の戦い・・・PvPだったら、こんな感じだろうということを考えて、作りました。主に会話をメインとして書いているので、会話がとても多いです。
現在進行中です。
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