AkitosNove

スキー&スノーボード2004-2005

楓物語。第十三章 科学の力

――貴公は信じるか。

ロボットの世界。

つまり

科学....。――

―アクアリウム―
....さま、見慣れない者達が東門の前にいます。

.....あれは、政府の者達か。

助がやられたのか。面白い通せ。

入り口が分からなく、途方に迷っていたベス達。

どうしようかと思った瞬間。目の前の壁が急に消えた。

中からは二人の男女が出てきた。

女:....中を案内します。

女はそれだけを言い、振り返り歩き出した。

男は少しベス達を見ただけで、女に続いていった。

男女の目はとても悲しく、辛い。そういう感情をもった目であった。

ベス達が二人についていくと、外から見えた宮殿へと連れて行かれた。

宮殿の最上階と思われるところについたとき

そこにいたのは、玉座らしい物に座る女と傍に立つ男と女。

ティニー:よく着たな。私はこの国を治める女帝ティニーだ。

男勝りな女は自らをティニーと名乗った。

その口調に右側に立っていた女は、お客様に無礼です!と慌て注意していた。

ティニー:私に、そんな接客とかはできないわよ。ニノ。それに素でいるのが一番よ?

ニノ:ですがティニー....様。

ニノは呼び捨てにしていたが、慌てて「様」を着けて黙ってしまった。

ティニー:ね?ニノもやっぱり自然が一番でしょ?そう思わない?ラス?

左側にいた男は黙っていたが口をあけた。

ラス:ティニー様。そろそろ本題のほうに入らないと。

ティニーはやれやれとため息をつき、正面を向いた。

ティニー:それで、政府のあんたたちが何でここに来たのかしら?

頬杖をつきながら問いた。

ユーラテス:我々政府の願いを通していただきたいと思い、今回はここに来た。

ユーラテスはメリカに手で合図すると、メリカはポケットから紙を取り出し読み上げた。

メリカ:え~っと....私達の要望は.....

言い出したとき、ティニーは立ち上がった。

ティニー:だめだ。御帰りお願いしようか。

ベス達は全員ティニーの言ったことを理解できなかった。

ティニー:あれ、分からなかった?御帰りお願いするって言ってるの。

先ほどよりも強い口調で言い、再び座った。

ベス:俺たちはまだ何も言ってないじゃないか。

その一言で、周りにいたティニー達は笑った。

ラス:何も言ってないってよ。面白いこと言うじゃねえか。なぁ、ネフェニー、ジル?

ネフェニー:....あなたたち傑作よ....

ジル:そんなの考えなくても分かる...。

ニノ:大体言うことは決まってますしね?

ネフェニー:そう。どうせ、武装解除しろ。だろ?

ベス達は見事に当てられたことに何も言えなかった。

ネフェニー:でもって、何?武装解除したら、今度は力で抑え付けて、利用するって考えだろ?分かりやすいのよ、あんたら。

キラがユーラテスたちを見ると、ユーラテスたちは図星だったようで歯を食いしばっている。

ティニー:というわけだから....

再び言いかけたとき、

ノヴァ:待て、何でそんな内容が分かるんだ?

口を開いたのはノヴァだった。

ノヴァ:考えなくてもって、何かお前ら全部知っていたような口調だな?

そういうと、ティニーは笑いつつ説明を始めた。

ティニー:全て知っていた?そうだよ?今頃何を言い出すのかしら。

続けて言う

ティニー:助さんが全てこっちに連絡してたからね。助さんを連れておいで。

衝撃の事実に一同は驚いた。まさかの話だったのである。

ニノ:ティニー...様。助様は現在集中治療室で肩を癒しております。

ティニー:あ、そういやそうだったね。

ティニーが甲高く笑い上げると、立ち上がり全員を見下ろした。

ティニー:私達が降伏しない理由。教えてあげるわ。

言うと同時に右足で強く地面を叩くと、魔方陣が現れ一同は違うところへと連れて行かれた。

ールディブリアム上空ー
ルディブリアム上空は既に誰も通る人はいなかった。

それは、ギルド『空と陸と海と』が既にオルビスから持ち出した「飛空石」によって自由に空を飛びまわることを可能としたため

ある意味では領空権は全て失ったといえるからである。

オーラン:ザルバッグ様、これは何かの罠ではないでしょうか?

ザルバッグ:確かに罠の可能性は十分ありえる。

しかし、私が夢ならば、お前は理想なのだ。

その意味はその時はまだ誰も理解できなかった。

少し滞空してると、上空から一人降りてきた。

ソラ:やぁ、着てくれたんだ。嬉しいな。

ザルバッグの護衛の一人が剣を構えたが

ザルバッグが静止させたことで、剣を閉まった。

ソラ:そちらの護衛の人は乱暴だなぁ。とりあえず、君達を船置き場に連れて行くよ。船に降りていいかな?

ザルバッグが静かにうなずくと、ソラは船に下りてきた。

ーアクアリウム宮殿 研究所ー
ベスたちが魔方陣によって飛ばされたのは、何かの研究所であった

広さはかなりのものであり、まるで一つの平原のような大きさだった。

ティニー:驚いたか?ここは、私達の研究所だ。クロス。クロスはいるか?

クロスという名前を叫ぶと、奥から若い男がやってきた。

クロス:これは、ティニー。一体何の用だい?

ティニー:例の奴はどうだ?

クロス:ほぼ完成に近づいてるかな。あとは、ティニーのエネルギーを送り込めば完成さ。

奥へ進もうとし、ベス達を手招きした。

一番奥にあったのは、とてつもない大きさの砲台だった。

ベス:これは....?

タンク:大砲?かな?

カイ:いえ、この大きさでは、弾を撃つときに反動で部屋が耐え切れないでしょう。

キラ:大砲ではないとしたら.....

メガネをかけなおして、クロスはボソッといった。

クロス:エネルギー縮大砲というべきかな。

ティニー:これは、私達の切り札よ。えーっと、クロス説明頼んだ。

クロス:やれやれ....

説明をするには、

電子レンジが水分子を摩擦で温めるのと言うのと同じ原理で

目標位置の座標を指定し

あるエネルギーをその一点に集中させ

水分子に吸収させることで、水分子一つ一つを膨大に巨大化させ

それを重ねることで、耐え切れなくなった分子が爆発を次第に起こすことで

起きる大爆発を利用する。

とのことだった。

クロス:ちなみに、この最大威力は研究成果でいうと―・・・



大陸一つは軽くつぶせるね。




その言葉にベス達の血の気が引いた。

この国は、巨大な力を持っている。

いや、国というよりは

ジアンヌがいったように、

科学帝国 というのが正しいのかもしれない。

政府に屈しない。

というより寧ろ

このままでは政府を屈せさせる力を得るのかもしれない。

だから、危険な存在だとキメラスは考えたのだ。

そう考えざるを得なかった。

ティニー:今の顔いいかな。

つぶやくその言葉に全員が我に帰った。

ティニー:お前達の私達に勝てないと思った絶望に浸ってる顔。最高によかったよ?

声はとても小さく今にも風で消されてしまいそうな声だった。

ティニー:分かったでしょう?これが、私達の力なの?絶対的なね。

そしてはっきりと声は聞こえてきた。

ティニー:政府の犬と成り下がってるお前達も、きっと分かるよ。絶望がね。

声はどこまでも響き渡り、耳に残る高い声だった。

その後、前の口調で笑いつつも言った。

「もう帰ろうか、送っていくよ。」と

ーエルナスー
気がついたときはエルナスのキメラスの目の前であった。

何かの力によってここまで飛ばされてきたんだ、

キメラス:それで結果を聞こうか....。

ユーラテス達はこれまでの経緯を話した。

キメラス:やはり、そうだったか。

何の動揺もなく、つぶやいた。

次の瞬間、ベス達は休む間もなく次の命令が入ってきた。

キメラス:では、君達は次にショーワへといってもらう。そこで金融の奴らがいるはずだ。そして.....

話を聞いた後、ベスたちはショーワへと向かった。



ールディブリアム 時計塔の最深部ー
ソラ:よくきてくれたね。皆。

最深部には少しのギルドマスターが集まってきていた。

ソラ:美しき世界のザルバッグ、絶滅モンスター保護のベイウルフ、雫のティニー、





そして、メイプル政府のベノム。




ソラ:さぁ、話を始めようか。これからの世界について。

――科学の力は絶対だ。

そう。科学は試行錯誤の研究を重ねることで、完全に失敗がない成功作。

その力は完全だ。

それが、破壊につながろうとも知らずに。
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# by cicada0117 | 2008-11-21 22:48 | 楓物語



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小説の紹介

1.挑戦者たち
メイプルストーリーの世界は四職で成り立っていますが、もし、この四職が互いの潰しあっていたらどうなるんでしょうか?
はじめての作品です。
話は終わりました。

2.楓物語
「挑戦者たち」の世界の後の話です。
モンスターばかり狩っている今のメイプルストーリーですが、狩場を確保するために放置してる人などをMPKする人や、初心者の弱い人がくるとMPKする人がいるということがあります。それに、最近ギルド対抗戦としてギルドクエストが出てきたので、プレイヤー同士の戦い・・・PvPだったら、こんな感じだろうということを考えて、作りました。主に会話をメインとして書いているので、会話がとても多いです。
現在進行中です。
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