AkitosNove

スキー&スノーボード2004-2005

カテゴリ:挑戦者たち( 4 )

その1

今回の話はメイプルの未来の話となります。
この小説を読み、気分が悪くなったなどで文句言わないのならば、読んでください。

では、どうぞ。






Challengers -挑戦者達-

昔、ビクトリアアイランドは四賢者と呼ばれる四職の長がビクトリアアイランドの平和を保っていた。
しかし、四賢者が病で倒れいなくなった今、平和は保たれなくなり、争いが起きていた。四職はそれぞれ別の大陸に移ることで、平和を保とうとしたが、そうはいかなかった。
戦士はビクトリアアイランドで暮らし、魔法使いはオルビス大陸へ。盗賊は下町を中心としたルディブリアムへ。弓使いは地球防衛本部を中心としたルディブリアムへと移った。

戦士が暮らすビクトリアアイランドでは、食料不足が問題となり、オルビスへ戦火を広げようとしていた。
オルビスのほうでは、豊かな土地のオルビスに聖魔法使い。一年中雪が降っているエルナスに氷魔法使い。活火山の中に暮らす炎魔法使い。氷魔達は豊かな土地を求め、オルビスに進行しようとしている。炎魔達は、中立の立場を保っており、オルビス全てを占領しようとしていた。
ルディブリアムでは、首都ルディブリアムを求め、下町の盗賊達。防衛本部の弓使い達が睨み合っていた。




ビクトリアアイランドは戦士三種ドラゴンナイト・ナイト・クルセイダーの三人の長で治めていた。
現在、族長会議がスリーピーウッド アリの巣深層 神殿で行なわれていた。


ースリーピーウッド族長会議ー

「そっちのほうはどうだ?」
「ダメだ、ヘネシスのほうでもピグすら捕れなくなってしまった。」
「ペリオン・エリニアのほうは・・・?」
「ペリオンのほうではボア達が絶滅危機となり、捕ることができず、エリニアではバナナなどが取れるが、クルセイダーのなかで消費してしまう。」
「スリーピーでも、全員が満足に食べるほど捕れない・・・。」
「やはり、オルビスか?」
「あそこなら食料がたくさんあるはずだ。」
「全勢力を使えば、いけるだろう。」
「では、決行か?」
「あぁ。」
「待ってください!!」

戦士たちがオルビス侵攻を決定されたと思ったとき、ある青年が会議の中に飛び込んできた。

「なんだ・・・カシムか。」
「オルビスを占領するより、共存することが大切だと僕は思うんですよっ!」

彼の名前はカシム。一人前のクルセイダーをめざし修行に励む男ページ。
1年前拳を開いて立てから戦士としての称号をもらった。

「・・・だとよ、ヴァル」
「それを魔法使い達が望んでないから、このようなことになったのだろう?」

彼は男ドラゴンナイト種族の長ヴァル。戦士達のリーダー的存在とも呼べる。
常に冷静のため、他の長からも信頼されている。

「しかし、争いをすることで被害を出すことを、何処も望んでないはずです!そうオピニヨン族長も言っていたじゃないですか」
「だがな、交渉しにいっても、相手らはそれを認めなかったんだ。」

戦士としての職を誇りに思っている男ナイト種族の長。
カシムの目標とされている。
性格が性格なのか、彼の信頼は高い。

「それだけではなく、我々の仲間をオルビスに送ったところ、帰らぬ者となった。」
「それは、彼らが何かやってはいけないことを・・・」
「それまでにしろ、カシム。同じ戦士として、そういう言葉は許さん。」

女クルセイダー種族の長。口と性格は荒っぽいが実力は確か。
頭がいざというときまわらないため、ヴァルの命令がなければ、自分からでは動けない。

「すみません・・・。」
「カシム、お前の気持ちは分かる。しかし、これは我々が生き残るためなんだ。」
「・・・。」
「ここは私たちに任せておけ。お前は退け。」
「そういうわけにはいきません。戦士というのは正義のために戦う人たちです。それを人殺しのために使うとあなたたちは言うのですか?」
「カシム!」
「僕は、人殺しのために戦士になったわけではありません!!」
「・・・。」
「お前の言ってることには確かに間違いはない。しかし、お前が考えてる以上にこれは重要なことだ。」
「僕だって、僕だって、一人の戦士として・・・。」
「それまでだ。カシム少しは自分の立場を考えろ。」
「・・・」
「ここから退け。」
「ですが・・・」
「これは命令だ。逆らったら分かってるだろうな。」
「分かりました・・・。」

そうして、カシムは会議室を後にし、自分の家へと帰った。

「やれやれ、無駄な時間をかけてしまったな。」
「まぁ、あいつの言うことは分かるがな。」
「カシムにもやるのか・・・?あれを」
「あぁ。反対するものを処分しなければ、我々が生きていけないからな。」


ーリス港ー
昔、各職業の人たちが漁業を行なっていた港町。
ここの海は澄んでおり、美しい場所として有名である。

カシムは一人でここを歩いていた。

「族長様達は一体何を考えているんだ・・・。争いをする必要なんか何もないじゃないか。」

そのときだった、後ろから急に肩を叩かれこういわれた。

「なーに、暗い顔してるんだよ。」

カシムは一度は驚いたが、彼の顔を見て冷静になった。

「メンズか。」

カシムと同年齢の男ページ。カシムのライバルでもあり、親友でもある。
ページなのに、ヴァルに憧れを持っている。

二人はすこし話すことにした。

「族長様たちによくあんなこと言えるなぁ。」
「今まで誰も言ってなかったのが不思議だけどな・・・。」
「お前はあの噂を知らないのか。」
「噂?」
「ぁ、気にしないでくれ」
「??」
「じゃ、俺は食料探してくるわ、今日を生きるためになっ!」
「ぁ・・・ああ。・・・さて、僕も食料探しに行くかな。」

カシムはメンズに言われた言葉をあまり、深く考えなかった。
そして、カシムは本を読むことにした。

ー次の日のリス港ー

カシムは本を読んでいたときに眠ってしまった。

「ん・・・。読書して寝てしまったのか・・・。」

外では何か話し声が聞こえる。

「誰か外で話してるな。何を話しているんだ?」

そこにいたのは、まるでカシムに聞こえないように話しているファイター二人だった。

「・・・知ってるか・・・が・・・」
「あぁ・・・のことか・・・だろ?」

カシムは、二人に何を話していたのか聞くことにした。

「何話してるんだ?」

そういうと、ファイター二人ははね飛びカシムを見た。

「うわっ!!・・・聞いてたか?」
「何のことだよ。」
「べっべっべべべべつに・・・なぁ?」
「ぇ?ぁ・・・・・・あぁ。じゃ、じゃぁ俺たちは用事があるから!!」

まるで、戦士じゃないような足の速さで逃げていくように走っていった。

「気分悪ぃ・・・。メンズといい、あいつらといい・・・。」

とりあえず、気分展開ということで大陸を散歩することにした。

ー都市カニングー
昔、盗賊達が集まっていた都市、カニング。
発展技術は一番だが、太陽があまり昇らないため夕方か夜しかない暗い街である。

ここでも、いつもより騒がしくなっていた。

「いつもより騒がしいな?」
「ぁ、カシムだ!!」

カシムの姿をみた、住民はカシムから逃げるように家の中へと入っていった。

「・・・・僕から避けているのか?」

そんな疑問を残し、散歩を続けることにした。

ー首都スリーピーー
各職業が違う大陸に移った後、戦士達がここを首都として利用している。
森の奥深くにあるため、光はあまり入らない。その奥の洞窟には戦士達が食料としている、エビルアイ・コールドアイ・ゾンビキノコ・スティジ・ツノキノコなどが生息している

「いつの間にか、こんなところにきてしまったな。・・・何処にいっても、僕から皆避けているような気がする。」
「ぁ、カシム!!」

メンズが、息を切らして走ってきた。

「メンズか。一体どういうことなんだ?皆僕から避けているような気がするんだが」
「気じゃねえよ!!お前、テレビ見てないのかっ?!」
「おきてからすぐ外出たからな。」
「お前・・・。ここから早く逃げるんだ!!」
「??どういうこと?」
「族長に見つかるとやばい!!」

カシムには、メンズの言ってることが全く理解できなかった。
メンズがカシムを押すように歩くが、後ろからヴァルの声がした。

「カシムか・・・。」

ヴァルの姿を見ると、メンズは出す言葉がなかった。

「ヴァ・・・ヴァル様・・・。」
「ヴァル族長。どういうことです?皆様子がおかしいのです。」
「それはそうだろ。お前は今日を持ってこの大陸から出て行ってもらうからな」
「!!」
「反対する奴を減らしていかないと、我々は生きていけないんだ。」

その発言に、カシムは驚き、我を忘れた。
カシムはそのとき、今までオルビスに行き、帰ってこない戦士たちのことを思い出した。

「まさか、今までオルビスから帰ってこなくなった戦士達というのは・・・。」
「そうさ、我々の考えに反対するやつらだ。」
「何故そこまでしてオルビスを求めるんだ!!」
「豊かな暮らしを戦士達は望んでいるからだ。」
「そのために人を殺すのか!!そんなのは鬼がやることだ!!戦士という名の恥はあんたらのせいじゃねえか!!」

カシムは、ヴァルに怒りをぶつけた。
それを聞いたヴァルは冷静に対処した。

「口の利き方には注意するんだな・・・。」

そういった、彼の槍に青い気が集まる。
それを見たメンズはカシムのみのため、こう発言した。

「カシム!!避けろ!!」
「ドラゴンスラッシャー!!」

ヴァルは力を槍にこめ、ドラゴンスラッシャーを放した。

「うわあああっ!」
「カシムッ!!」
「・・・おい、手の空いてる戦士達、こいつをエリニアに連れて行け。」

そういうと、どこからともなく、ドラゴンナイトとクルセイダーがやってくる。

「分かりました。」

メンズは反抗しようとヴァルに話しかけた。

「ヴァル様・・・。」
「反対する奴を処分しないといけないんだ。」
「・・・」

しかし、メンズも豊かな暮らしを望んでいたため、反抗することができなかった。


カシムが目をさめると、暗い闇の中にいた。

「ここは・・一体どこだ。」

周りには何もない。ただ、ロウソクの光が寂しげに光っている。

「・・・?風が吹いている?ん・・・ハシゴ・・・?があるな。」

カシムはかすかに見えるはしごらしきものを上ることにした。
ハシゴの上の扉を開けると、彼はとても驚いた。

「な・・・空を飛んでるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ?!!」

カシムは船の中にいた。

ー今から20分前ー
「ふぅ。ヴァル様は船チケット売り場に連れて行けって言ったが・・・。船きてるぞ。」
「この船のがすと一日待たないといけないぞ。」
「乗せておくか。」
「そうするか。」




「んー、ってことは・・・これオルビス行き?」

そう考えていると、いつの間にか隣に歳をとった人がたっていた。

「そうじゃよ。これはオルビス行きだよ。」
「それってやばいなぁ・・・。」
「ほっほっほ、戦士がオルビスに行くなんて、無謀じゃよ。」
「それは、分かっているんですけど・・・。」
「事情は分かっておる、とりあえずあんたは船の中にいなされ。」
「はぁ・・・。」

年寄りはどうやら船長だったらしい。
船内に入ったカシム。まもなくオルビスにつくころ。

「僕、生きていけるだろうか・・・。」
「まもなく、オルビスにつくぞ。」

また、いつの間にか船長は隣にいた。

「うわっ!!びっくりしたぁ・・・。」
「外に出て降りる準備しときなされ。」

オルビスについたカシム。一体これから彼に何が起こるのか。


ー魔法都市 オルビスー
魔法使い達が暮らす大陸オルビスの首都。
豊かな土地で植物も良く育つ。聖魔達が平和に暮らしているが、氷魔達の襲来におびえている。

船から下りたカシムに早速、迎えるように魔法使いたちからの痛い言葉がきた。

「戦士だぜ・・・。」
「よく、来れるわね・・・。状況分かってないのかしら。」
「あほなやつだ・・・。」

プリーストやクレリックからの発言を聞こえないふりをするカシム。

カシム:視線が痛い・・・。とりあえず、泊まるところを探さないとなぁ。

そして、カシムはオルビスのホテルへと足を向けた。

ーオルビス プリンセスホテルー

「ですから、金がないからには泊まらせるわけにはいけないと言っております。」
「料金は一泊15000メルと書いてありますよね。」
「それは、魔法使い専用の値段でありまして、戦士様の場合別料金となります。」

確かに、外の看板には魔法使い専用料金15000メルと書いてあるが、他職のは書いてない。

「それはいくらになるでしょうか。」
「980000メルとなります。」

あまりの額に、カシムは驚きが隠せなかった。

「ぼったくりにも程があるじゃないんですかっ?!」
「まぁ、現在は戦士と魔法使いがああいう仲であるので、オーナーが聖族長様からの命令ということで、こうなってしまったのですよ。」
「はぁ・・・。」

言ってることに偽りがないため、カシムは反抗できず己が悲しくなる。

「それで、お泊りになされるのですか?」
「ぃゃ、お金ありませんし・・・。」
「では、出てっていただいてよろしいでしょうか?」

そうして、カシムは野宿することになった。

「はぁ。野宿か。」


そして、カシムは少し歩くことにした。

「ここらへんでいいか・・・。」

カシムが下に腰を下ろした瞬間だった。女性の声がした。

「ぁ・・・ぁの・・・。」
「ん、誰だ?」
「ここらへんでの野宿は危険ですよ・・・。」
「なら、どこで一晩過ごせばいいんだ」
「私の家にきますか・・・?」
「しかし、僕は戦士だ。あんたの家に邪魔したら、お前が後大変だろう。」
「でも、また戦士がひどい目にあうのはいやなんです。」
「本当にいいのか?」
「はい。」



そして、カシムは誰か分からない女性の家で一晩過ごすことになった。

ー???の家ー
「狭い家ですが、どうぞごゆっくりしてください。」
「というか、あんたの名前聞いてなかったな。」
「私はプリーストのリースと言います。」
「俺はページのカシムだ。」
「今のオーダー様は何かおかしいです。」
「オーダー様?」
「オーダー様は聖魔種族の長です。プリーストの代表と言える大プリーストです。」
「そいつがどうしたんだ。」
「昔は戦士を大歓迎していたのですが、ある日突然戦士を毛嫌いするようになったのです。」
「何故なんだ?」
「理由までは分かりませんが、戦士のある種族の長とその種族がビクトリアアイランドに来た魔法使いを一人残らず殺してしまったようです。」
「ヴァル様、オピニヨン様、ゼロ様の誰かがそんなことを・・・。」

リースは色々なことを話してくれ、カシムは虚しさがこみ上げてきた。

「今日はもう遅いです。寝ましょうか。」
「あ・・・あぁ。」


ヴァル・オピニヨン・ゼロの誰かが魔法使い狩りをしたことを知ったカシムは一睡も出来ず、一晩中考え込んでいた。


ー次の日の朝ー

「世話になったな。」
「気をつけてください。」
「あぁ、」
「ここから、ルディブリアムは遠いですが頑張ってください。」
「あぁ・・・じゃぁここでお別れだ。」
「また、再開できることを祈っています。」

カシムはとりあえず、ルディブリアムへ向かうことにした。
カシムがいったあと、リースのところへ、一人のプリーストがきた。

「リース。オーダー様がお呼びだ。」
「オーダー様が・・・?」



ーオルビス 魔法使い本部-

リースはオーダーに会いにきていた。

「リース、お前戦士の男を一晩止めていたようですね。」
「・・・・はい。:
「まぁ、それなりの処置を受けてもらいます。・・・誰かいますか。」
「お呼びでしょうか。」
「カシム君を連れてきてください。」
「かしこまりました。」

オーダーはそうプリーストに命令すると、リースの目の前にカシムが連れられてきた。

「くそっ!離せ!!」
「オーダー様の前だ、口を慎め!」
「君がカシム君ですか。」
「そうさ、僕がカシムだ。それがどうした。」
「生きがいいですね。話を聞かせていただきたいのです。」
「・・・」。
「今、戦士達は何故オルビスに攻め込もうとしているのですか。」
「・・・。戦士達は・・・。」

カシムは戦士達の今の状況を話した。

「なるほど・・・。しかし、何故戦士達は私たち魔法使いを殺すのですか。」
「それは・・・僕にも分からない・・・。」
「分かりました。しかし、戦士を生かしておくわけにはならないのです。」
「僕をどうする気だ。」
「リースとカシム君を海に落としなさい。」
「かしこまりました。」
「待てよ、リースは関係ないだろっ!」
「二度目はないと忠告したのですが。」
「・・・。」

リースは過去にも戦士をカシムのように助けたことがあった。

「連れていきなさい。」

そういい、プリーストたちはリースとカシムを海がある崖へと連れていった。

「手足は自由にしてある。サメに見つからなければ生きていけるだろう。」
「サメぇぇぇ?!」
「この海にはサメがうろついてるからね・・・。」
「まぁ、頑張れ。」

そして、カシムとリースを海へと落とした。


「うわあああああああああああ・・・・」



そして、カシムとリースは海の泡となっていった・・・。



ー海の中ー

カシムは自分が海の中にいることにきづいた。

「・・・・っ?!!」
「がぼぼぼがぼが(海の中じゃねえか)」
「・・・何やっているの。」
「が?(え?)」
「あぁ・・・魔法使いじゃないから酸素吸えないんだっけ。戦士って不便だね。」

そういって、リースはカシムになぞの魔法をかけた。

「ふぅ・・・ところで何でそんな魔法が存在するんだ?」
「私たちは氷魔達におびえているの。だから、この海に逃げるときのためにオーダー様が開発したの。」
「あの女は魔法も開発できるのか・・・。」
「とりあえず、サメに出会わないように早く行こう。」
「行くってどこに・・・?」
「アクアリウムにいき、下町に行きましょう。アクアリウムなら、神秘の守りでモンスターはこないわ。」
「どれくらいに距離なんだ?」
「すぐつくよ。」

そうして、カシム達はおよそ2時間程度泳ぎ続けた。

「すぐって・・・2時間くらい泳いでないか?」
「戦士の人は案外体力がないんだね。」
「それは、ただ僕が未熟なだけだ。」
「こう話しているうちに見えてきたよ。水中都市アクアリウム。」




ー水中都市アクアリウムー
聖魔達の避難地として扱われている。他にも、盗賊達の避難地としても扱われているが、利用回数は少ない。時々、盗賊が訪れ修行をしている。

カシムとリースはアクアリウムの中に入り、中央を目指して歩いていた。

「ここには誰もいないのか?」
「ううん、海に落とされた魔法使い達はここに非難してくるよ。それに、ここなら食料も飲料水もあるし。」
「まぁ・・・ここで少し休もう。下町までまだ距離あるんだろ。」
「あと3時間くらいかな。今日はもう遅いし、夜の海は危険だから休もう。」

そのとき、ある女プリーストが話しかけてきた。

「ぁ、リースっ?!何でここにいるの?」
「リン・・・元気だった?私も海に落とされたの。」
「私はいつだって元気よ!ところで、そこの戦士は誰?彼氏?」
「そんなんじゃないわよ!!一緒に落とされた戦士よ。」
「僕はページのカシム。よろしく。」
「私はプリーストのリンよ。よろしくね。」
「リンはプリーストの中でも上位にいるの。私なんか足元に及ばないけどね。」
「リースはまだ経験が足りないだけよ。あなたはきっと優秀になるわ。」
「あなたにそう言われると自信がつくわ。ところで、他の皆は?」
「あっちで皆で夕食をとっているわ。あなたたちも一緒に食べましょう。」

そして、その夜は海に落とされた魔法使いや死んだと思っていた2,3人の戦士達と楽しい一晩を過ごした。


そして、次の日。出発する朝。

「下町に行くならかなり距離があるわ。このお弁当を持っていって。」
「ありがとうリン。」
「弁当が水でぬれないか?」
「私の特殊の魔法かけてるから、水にはぬれないわ。じゃ、気をつけてね」
「じゃぁ、元気でね。」

そうして、カシム達は下町に向かって、海を進んでいった。
昼ごろになり、中間らへんで食事をとることにした。

「カシム、そろそろお弁当にしない?」
「僕は別にどっちでもいいけど。」
「じゃぁ、あの岩の上で食べましょうか。」
「あぁ。」

ー昼食後ー

「ここからは休まず行けば1時間で下町につくわ。」
「下町にいってどうするんだ?」
「盗賊の長達に事情を行って留まらせてもらおうと思っているの。」
「なるほど・・・。」
「それにしても、サメに会わなくて私たち運いいわね。」
「よく出るのか?」
「うん。まぁ、リンとかならサメを倒せるけど、私たちじゃ無理かな?」
「サメを倒すって、彼女強いのか?」
「プリーストの上位だからね、ほとんどのモンスターなら倒せるわ。」
「凄いな・・・。そろそろ進まないか?」
「そうしましょう。」

二人は近くになぞの気配がすることを気づかずにいた。

「さっきから何かに付けられているような気がするんだが。」
「ぇ?そう?」
「あぁ、ずっと後ろについてくるような気が。」
「サメだったら私たち危ないわよ。」
「サメだったりしてな。」

そういって、お互いで笑った時だった。
シャークが現れた!!(DQ風)

「きゃぁっ!本当に出てきたわっ!」
「どうすんだよっ?!」
「逃げても追いつかれるから、戦うしかないわっ!」
「勝てるのか?」
「・・・無理かも・・・。」
「ぅぉぃっ!!」
「でも、やらないと死ぬわよっ?!」
「こんちくしょぉぉぉ!!もうやけくそだっ!!」

カシムは大剣をシャークに向かって振った。
当たったシャークはひるんだ。

「あなた意外と強いわね。」
「『意外と』って何だよ?!」
「早くトドメを刺す!」
「調子の良い女だなぁ・・・。」

カシムは力を出し、パワーストライクをシャークに当てた。
シャークはその場に沈んでいった。
シャークを倒した。

「ふぅ・・・・。」
「凄いじゃない。倒しちゃうなんて」
「全ての力を出したからな・・・。もう次は無理だぞ。」
「じゃぁ、急ぎましょう!って・・・。」

周りを見ると、シャークに囲まれている。

「数とすると約5体ね・・・。」
「万事休す・・・か。」

二人は死を覚悟した。その時だった。
シャークたちは次々と沈んでいく。

「ぇ?何が起こっているの?」
「僕にも分からないよ・・・。」

一体何が起こったのか・・・?
彼らには理解できなかった。
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by cicada0117 | 2006-10-30 00:13 | 挑戦者たち

その2

シャークが全滅したとき、黒い影が泡の中に見えた。

「危ないところだったなぁ。お二人さん。」
「・・・盗賊?」

そうリースが尋ねると、黒い影の姿ははっきりと見え、こういった。

「そうさ、俺こそ斬りを代表する最強の斬賊ムー様さ。」
「ナルシストだな、こりゃ(コソコソ」
「ちょっとひくわ、これ(コソコソ」
「お二人さん好き放題言ってくれるね・・・助けてやったのに。」
「ぁ・・・そうだった。ありがとう。」
「おかげで助かった。」
「・・・・まぁ、いいか。とりあえず、あんたらの名前を教えてくれ。」
「俺の名前はカシム。ページだ。」
「私はリース。新米プリーストよ。」
「じゃぁ、次の質問だ。何故あんたらここにきたんだ。」
「それは・・・」

カシムとリースは今までの現状と理由を全て話した。

「それで、ハル様とモニカ様に用があると。」
「そういうことだな。」
「よし、俺が下町までついてってやるよ。お前ら弱そうだしな。」
「それは、心強いわ」
「じゃ、行こうか。」

自称最強斬賊のムーと出会い下町へと一緒に進むことになった。

そして、カシムとリースはどうなってしまうのか・・・?それは誰にも分からない。



ー賊の都 下町ー
昔は、農業などをやって暮らしていた人たちが住んでいたが、今は盗賊達が都として使っている。町の真ん中にはヘリオス塔と呼ばれる塔があり、上には首都ルディブリアムがある。

カシムとリースの姿を見ると、盗賊たちはとても、歓迎をした。

「ぉ、戦士と魔法使いだっ!!」
「戦士と魔法使いがきたぞーっ!!」
「ハル様とモニカ様に連絡だーっ!!」

まさか、歓迎されるとは思わなかった、二人はとても動揺してしまった。

「・・・何か、俺たちを歓迎していないか?」
「そんな感じがするわね・・・。どうして?ムー。」
「盗賊達は他職を歓迎するという習性があるのさ。弓使いを除いてな。」
「なるほどな・・・。」

二人が納得して、下町を見回していると目の前に女性のような青年がやってきた。

「ようこそ、ここまで来ました。私は投賊の長のハルと申します。」

投賊の長ハルは男ナイトロード。とても優しい性格で、争いを好まない。常に同じ賊のことを考えており、ルディブリアムへの一斉移住を考えている。

その隣には、まるで男性のような女性がいた。

「よくきた、お二人さん。私は斬賊の長モニカだ。」

斬賊の長モニカは女シャドウ。口は男混ざりだが、同じ賊のことを考えている。ハルと同じく、ルディブリアムへの一斉移住を考えている。

「あなたがたがハル様モニカ様ですね。僕はページのカシムといいます。」
「私はプリーストのリースといいます。」

固く挨拶をする、二人に長たちは楽にさせようとした。

「あんたら、もっと気楽に話していいんだよ?私たちが固くなっちゃうじゃないか、なぁ?ハル。」
「そうですね、もっと肩の力を抜いて楽にしてください。」

ハルとモニカが顔をあわせて笑ったとき、ムーがマジメな顔で二人に話しかけた。

「ハル様、モニカ様。今の現状をこの二人から聞いたので聞いてください。」

三人はハルとモニカに今の現状を全て話した。

「なるほど・・・魔法使い達や戦士達も大変なんですね・・・。」
「両方助けてやりたいのだが、こっちもこっちで大変だからな・・・。」
「とりあえず、今日はゆっくり休んでいってください。これからのことは明日考えましょう。」

ハルは一晩考えたいといい、カシムたちに一晩ゆっくりするようにいった。

「分かりました。」
「ムー。二人を宿につれていってやりな。」
「了解」

宿屋の中でリースとカシムは盗賊たちのことを話していた。

「ここに人たちは全員優しいね。」
「何故ここまで歓迎するんだろうな。」
「でもそれは良い事だと私は思うよ?」
「それは俺も思っている。」
「まぁ、今日はゆっくり休みましょう。ハル様やモニカ様が考えてくれるらしいから。」
「あぁ。じゃ、おやすみ。」
「おやすみ。」

寝静まってから3時間たっただろうか・・・。午前2時ごろ。カシムはふと目が覚めた。

「・・・?何か音がした気がしたけど・・・。」

カシムは不思議に思い、外に出てみることにした。

「・・・気のせいだよな。」

そのとき、カシムは人の姿を見つけた。

「誰だ・・・?」

一歩一歩と近づいていった。

「ぅぉわっ?!・・・カシムかよ~、びっくりさせんな。」

そこにいたのは、ムーだった。

「なんだ、ムーか。」
「期待はずれな言い方止めてくれよ。」
「ところで、何してるんだ?」
「ぁ?別に。」
「ムーが意味もなくたってるわけないだろ。」
「人を自分の利益ないと動かないようなことを言うなっ。」
「実際そうだろ。」
「まぁ、そりゃそうだけど・・・って違ぇよ!」
「自分で認めてるじゃないか。」
「あんなぁ・・・・。」
「さて、僕はもう一度寝てくるか。」
「俺はもう少しここにいる。」

そういう、ムーはまるで誰かをずっと待つかのように、冷静だった。

「誰か待ってるのか?」
「そんなんじゃねえよ。」
「ま、いいけどな。」

そして、カシムはもう一度夢の世界へと戻っていった。


ー次の日の朝ー

カシムとリースは猛烈な爆音と共に目が覚めた。

「何なんだ?!一体?!」
「分からないわよ、そんなこと。」

二人は外へ出てみると、逃げ回っている盗賊達がいた。中には死んでしまった盗賊もいた。

「これは・・・一体?」

一歩歩こうとした、瞬間。ムーからの叫び声が聞こえた。

「カシム!!避けろっっ!!」
「・・・っ?!」

カシムが横へ思い切り飛ぶと、カシムが立っていたところに矢が落ちてきて、爆発が起きた。

「これは一体どういうことなんだ?!」
「あのエオス塔の最上階・・・つまりルディブリアムから弓使いたちが矢を打ってきやがる。」
「つまり、ルディブリアムは弓使いたちによって占領されたのか・・・。」
「そうなるな。」
「とりあえず、今は逃げましょう!」

三人は逃げようとしたとき、ハルが大声で叫んだ。

「皆、カラス山へ逃げましょうっ!!早くっ!」
「残ってると死ぬよっ!!」

そうして、カラス山へと避難した。それから少したつと、矢は落ちてこなくなり全員下町に戻ることにした。

「ひどい・・・。」
「村がやかれてしまってますね・・・。」
「まずは、火を消すことを優先するんだ。」

村は弓使いたちの火矢により、村は燃やされていた。
しかし、盗賊達の必死の活動により、半焼ですんだ。


ー盗賊会議室ー

これからの活動について、五人は話あったいた。

「ですから、ハル様!今回のことは決定的です!俺たちもルディに仕掛けましょう!!」
「しかし、上からまたやられると私たちがやられてしまいます。」
「いや、私はムーの意見に賛成だぜ。このまま放っておいても、またやられるだけだ。」
「・・・お二人様はどう思います?」

ハルは二人にそう尋ねると、二人はこう答えた。

「僕は、ムーやモニカ様と同じ考えです。」
「私も同じです。聖魔たちも、同じ立場ですから。」

その意見に、ハルは決心をし、口を開いた。

「・・・では、仕掛けるとしましょう。まずは特攻隊を組み、それを後ろから援護する。そして、後方部隊で一気に攻めるということにしましょう。」

そうして、ハルが3部隊に分けた。

特攻隊はモニカを中心とする斬賊が主に編成されていた。
援護部隊にはリースが配置され、特攻隊と援護部隊へヒールなどをかけるという作戦だった。
そして、ハルとムー、カシムは後方部隊に配置され、戦いは始まった。
後、これをルディブリアム盗弓(とうきゅう)戦争と呼ばれる戦いとなる。

「リース、死ぬなよ。」
「私は死なないわよ。カシムこそ死なないでよ。」

そういい残し、戦争の幕は開いた。

「では、特攻部隊出撃してください。」
「分かった。特攻部隊・・・行くよっ!!」

そう言い、モニカと斬賊部隊はエオス塔を凄い勢いでのぼりはじめた。

ー下町とルディブリアムをつなぐ塔 エオス塔最上階ー
塔の最上階を守る、弓使いたちが話していた。

「見たか?さっきの盗賊たち。」
「あぁ、まるでネズミのように逃げ回ってたな。あれは実に面白かった。」
「にしても、フリス様も急に決行するとは思わなかったな。」

フリスとは弓使いたちの長であるボウマスターである。女性のわりに、考えることはあくどい。斬賊の長のモニカとは仲がとても悪い。

「まぁ、フリス様はいつもそうじゃないか。」
「おい、何か音しねえか?」
「俺の腹の音じゃねえか?」
「お前は馬鹿か」

そういい、見張りたちは大笑いしていた。
しかし、ある見張りは何かに気づいたようだった。

「いや、まじで何か聞こえるぜ。」
「あぁ、俺も聞こえる。」
「私たち戦闘準備しといたほうがいいかな?」
「まぁ、いいだろう。気のせいだって。」

そのときだった、モニカ率いる特攻部隊が見張りの弓使いたちへ襲い掛かった
一人が斬られ、他の見張りたちが大慌てし、叫んだ。

「と・・・盗賊たちが攻めてきたぞっっっ?!」
「だから、戦闘準備したほうがいいじゃないか聞いたじゃないっ!」
「今からでも遅くはな・・・」

そういったクロスボウマンは瞬時的に横に斬られた。
そう、モニカのアサルターを喰らったのだ。

「さすが、モニカ様だ・・・アサルターの威力が違う・・・。」
「私についてきなよっ!攻めるよっ!!」
「おーっっ!!」

見張りを全員倒し、下のほうへ知らせをし街のほうへ攻めにいった。

その知らせを確認した、ハルは盗賊全員に号令をかけた。

「では、私たちも行きましょうっ!!」

不安を残すように、カシムはボソッとつぶやいた。

「いよいよだな・・・。」
「あぁ、でも被害者は出てないらしいな。」
「順調な始まりだな。」


ー首都 ルディブリアムー
工業が発展しており、機会がとても多い。土地も豊かで植物もしっかりと育つ。
空の上に町が作られている天空都市になっている。

ここでも、盗賊たちが攻めてきたことに大慌てをしていた。

「盗賊たちがきたぞーっ!!」

リーダー格の弓使いが命令をした。

「矢を打てーっ!!しっかり狙えよっ!!」

そんな矢など、モニカの前では、止まっている障害物のようだった。

「無駄だよっ!!あんたらの矢なんかには当たらないよっ!!」
「モニカ様についていけっ!!そして、弓使いたちを倒せっ!!」

避けられていく矢に、弓使いたちは自信をなくしていった。

「駄目だ・・・当たらないっ!」

モニカや斬賊たちは弓使いたちを次から次へと倒していった。
リースは、援護するため後ろにいた。そこで、リースはあることに気がついた。

「戦争になっちゃったな・・・本当に・・・。ん・・・?あれはオルビス・・・。煙・・・?」

そして、後方部隊が到着し、カシムはオルビスのほうを見るリースを見つけた。

「どうした?リース。」
「ぇ・・・いや。オルビスから煙があがってるから、どうしたかと思って・・・。」
「ん・・・?あれは、火事とかの煙じゃねえ!戦争の煙だ!!」
「・・・?!ということは、火魔たちや氷魔たちが動きだしたの?!」
「ここからだと、そこまでは分からん!」

リースはオルビス行きの船に向かって走り出した。

「リース!!何処へ行く気だっ?!」
「あそこにある、船ならオルビスにつながってる!それに乗ってオルビスへ行くっ!!」
「待てよ!僕も行くっ!」

カシムとリースはオルビス行きの船に乗り込んだ。

「あいつらは・・・・。・・・そういうことか・・・・。」

ムーはカシムやリースが船のほうに向かっているのと、オルビスから出ている煙をみつけ、状況がすぐに理解できた。


ールディブリアム 地球防衛本部ー
大慌てして混乱している弓使いたちとは裏腹に、弓使いの長フリスは冷静だった。

「なるほど・・・ハルたちが攻めてきたのね・・・。」
「状況は我々が不利になっており、このままだと全滅してしまいます。」
「しかし、私たちから攻めたから、謝ることは無理だね・・・。」
「どうします?我々が死ぬのは運命なんですか?」

フリスは少し考え、.謎の笑みを表した。

「・・・ん。良い事を思いついたわ。私たちが生き延びて、これから平和な生活を送れる方法を。」
「それは一体・・・?」
「まぁ、まずはハルをここに連れてきて。」
「分かりました。」

ー首都ルディブリアムー
エオス塔前の公園の弓使いたちを倒し、町へと進出ある盗賊たち。

一段落がつき、盗賊たちは休憩していた。

「ハル、生きてるか?」
「私は生きていますよ、死者もいないですしね。」
「上出来だ。」

そのころ、まだ街に隠れている弓使いたちは

「こんなんじゃ、盗賊たちに手を出すんじゃなかったなぁ・・・。」
「しかし、反抗しても死ぬ運命だぞ。」
「ぉーぃ・・・」

後ろから、一人のレンジャーが走ってくる。

「お前、あまり大きい声を出すなよ。」
「まぁ、フリス様がなんとかしてくれるらしい。」
「本当かっ!」
「あぁ、でも今から行なうことは危険だ。お前らもついてきてくれ。」
「分かった。」

弓使いたち3人は、盗賊たちの前へと姿を現し、こういった。

「我々は戦う意識などない。ただフリス様がハル殿にお話があるということだ。」
「私に・・・話?」

疑問に思っているハルにモニカは口を開いた。

「やめときな、ハル。きっとこいつらの狙いさ。」

弓使いたちは言い返した。

「では、盗賊たち全員でくるがよい。我々は武器をここに捨てていく。」

そうして、武器を捨て戦意がないことをあらわした。

「分かりました。皆でいきましょう。」

ハルのこの発言に、モニカは驚きが隠せなかった。

「ハルっ!!あんた正気なのっ?!」
「この人たちの言うことを信じましょう。それに、これ以上被害者を出す必要はありません。」
「・・・。」

そう言い、ハルたちは弓使いについていった。

ールディブリアム 地球防衛本部ー
そこには、待ち構えるかのようにフリスがいた。

「ハル、きたね。」
「私に何か話があるらしいですね。」
「そうなの。ちょっと聞いて欲しいの。」
「もし、何か攻撃する意識があるなら、私たちの斬賊がこの本部を爆発させます。」
「大丈夫よ。私を信じて。」

そうして、フリスはハルと話した。

「つまり、弓使いたちと盗賊たちで同盟を組もうと・・・?」
「そうなの、そうすれば争いをする必要がなくなじゃない。」
「私は構いませんが。」
「じゃ、そうしましょう!!」

そうして、フリスは盗賊たちに謝罪をし、盗弓戦争が終わり、盗弓同盟が結ばれた。

一向そのころ、カシムたちは・・・。
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by cicada0117 | 2006-10-30 00:12 | 挑戦者たち

その3

カシムたちは船の中にいた。

「ところで、カシム。あなたさっきから何をやっているの?」
「ん?あぁ。剣のチャージ技の練習だよ。これでもページだからな。」

カシムは剣に力を込めているが、本当に弱い魔力しかチャージできていなかった。

「あなた、クルセイダーじゃないんだから・・・無理なんじゃないの?」
「いや、ページでも僕にはクルセイダーと同じ力を持っているんだ。」
「同じ力?」
「そう。魔力があるってやつかな?」
「あなたって本当に不思議ね・・・。」
「まぁ、オルビスにつくまで練習してるよ。」


そして、20分がたった。

「ふん!うりゃあ!」
「もうすぐつくわね・・・。あなたのチャージは一向に進んでないようだけど。」
「少しずつ進んでいるさ。」


ー魔法都市 オルビスー
現在、ここでは氷魔たちが攻撃をしかけてきていた。
聖魔たちはそれに耐えるしかなかった。

「オーダー様!これ以上はもう・・・」
「皆、しっかりしてください。最後まであきらめないで・・・」


ー雪の都 エルナスー
名前のとおり、一年中雪が積もっている。
作物が育たず、ヘクタなどの狩りによる生活を送っていた。
オルビスとは、オルビス塔でつながっている。


「状況はどうだ?」
「は!現在、我々が優勢です。」
「まぁ、聖魔たちに負けるわけがないよな。」
「そうですね、アラシ様」

アラシ、彼は氷魔たちの長である男アークメイジである。
口は悪いが、民のことを最優先に考えている。

「だが、本当に怖いのは火魔たちだな。」
「彼らは現在中立の立場にあります。」
「いや、ウォンのことだ、きっと動き出すさ。」

ウォン、火魔の長である男アークメイジ。
無口で、常に確実な命令を下す。

「戦士たちを呼びます?」
「まだ、いいさ。やつらは後で利用する。」

氷魔たちは、戦士たちと同盟を組み、はさみうちにする作戦だった。

ーオルビスー


そして、カシムたちは船を降り、戦場に走った。

「オーダー様、これ以上はもう限界ですっ!!」
「あきらめるしかないのですか・・・。」
「オーダー様!!」
「リース?!何故、あなたがここにいるのですか?」
「ルディブリアムからやってきたのです。」
「それに、カシム君も・・・。」
「僕も助けにやってきたのですよ。」
「あなたがた・・・ありがとうございます。しかし、もう終わりなんです。私たちではこれが限界です。」

そう、オーダーが言い沈黙になったとき、ドアのほうから声が聞こえた。

「何を言ってるのです。私たちも手を貸しますよ。」

その声に、皆は注目をした。
そこに立っていたのは、アクアリウムにいた全員だった。

「私だってプリーストよ。仲間を殺して許すわけないじゃない。」
「俺たちはリンさんに助けてもらったんだ!手を貸すぜ!」
「おぉ・・・。私はあなたがたを海に落としたのに・・・力を貸してくれるのですか?」
「オーダー様は仕方なくやったのと知っているんです。」
「しかし、相手は戦闘用魔法使いです。これだけいてもきついかもしれません。」

再び沈黙が続いたとき、またもや声が聞こえた。

「それなら、俺たちが力を貸すぜ!!」

その声はどこかで聞いたことがあった。
まずは、カシムが気がついた。

「ムーっ?!」
「そうさ、斬賊代表最強の男がきてやったんだ!」

その台詞と共に、後ろから盗賊たちがやってきた。

「最強の斬賊は私だよ、ムー。」
「モ・・・モニカ様・・・。」
「ムーも結構派手好きなんですね。」

盗賊たちもここにやってきたのだ。
その後ろには、弓使いたちもいた。

「私も盗賊にひどいことしてしまったからね。罪滅ぼしだよ。」

弓使いと盗賊と聖魔たちが今一箇所に集まった。

「皆さん・・・力を貸してくれるのですか?」
「はい、私達盗賊はあなたがたに力を貸します。」
「私達弓使いも同じです。」
「オーダー様!これならいけますよ!!」

そうリンが言うと、オーダーは決心をした。

「分かりました、皆さん力を貸してください。そして、氷魔たちと戦いましょう!」
「おーっっ!!」

こうして、オルビス戦争が始まった。

ーエルナスー
「アラシ様、盗賊と弓使いが聖魔たちにつきました。」
「何っ?!どういうことだ一体?!」
「我々にも理解できません。」
「オーダーめ・・・これを狙って攻撃しなかったのか・・・。戦士たちに知らせをしろっ!攻撃をかけるぞ!!」
「分かりました。」
「ちっ・・・!」


ーエルナス火山ー
エルナスの奥にある閉鉱が誰にも使われなくなったあと、残ったのは無数の穴と、活火山だけである。そこに、火魔たちは住み、オルビス大陸全てを狙っている。

「ウォン様、オルビスとエルナスの間で戦争がはじまりました。」
「・・・。」
「ウォン様?」
「・・・。」
「・・・聞いております?」
「・・・・・あぁ・・・。」
「どうします?」
「全員待機・・・。」
「か・・・かしこまりました。」



ーオルビスー

とりあえず、これからのことについて、話し合っていた。
作戦としては、盗弓戦争と同様、部隊を分けることだった。
盗弓部隊・聖魔部隊・アクアリウムと他残り部隊 と分けられた。

「では、盗弓部隊の指揮官はハル様にやってもらいたいと思っております。」
「私は構いませんよ。」
「ハルじゃなければ、盗賊たちは動けないな。」
「次に聖魔部隊は私が指揮します。」

二つの部隊の指揮官が決まり、残り部隊となった。

「残った部隊はカシム君が指揮官をやってほしいのですが・・・。」
「ぇ?!僕ですか?!僕なんかより、リンさんやリースのほうが向いていますよ!」

あわててそういうカシム。

「いや、俺もあんたが適任だと思うぜ。」

あわてているカシムにムーは口を出した。
そして、皆がカシムが適任という。
カシムは断れるわけがなかった。断ったらきっと、後が怖いと思ったからだ。

「・・・分かりました。僕が指揮官をやらさせてもらいます。」

その一言に兵士たちは歓声を挙げた。

「さて、私たちは街に居座っている氷魔たちは追い出すとしましょうか。」

ハルはそう言い、進軍をし始めた。

「私たちはオルビスのギルド本部で全軍待機。傷ついている住民たちの回復にあたりましょう!」

オーダー率いる聖魔たちはオルビスのギルド本部で住民たちを回復することにした。

「僕達は、オルビス塔付近にいる氷魔たちを倒し、オルビス塔を制圧する!」
「ぁ、カシム待ってください。」

オルビス塔に向かおうとしたときオーダーに止められた。

「なんでしょうか。オーダー様。」
「この大剣を持っていってください。」
「これは?」
「この剣はクロス・クレイモアと言い、魔力を持つ大剣です。」
「ありがとうございます!ということは、これでチャージができるわけか・・・。」
「では、お互い頑張りましょう!」

クロスクレイモアをもらい、カシムたちはオルビス塔に向かった。

ーオルビス塔入り口ー

氷魔たちが10人以上がうろうろしている。うかつに近づいてみれば、全員凍らされて終わるだろう。

「どうする?カシム。」

リースはカシムに問いかけた。

「どうしようか・・・。」

カシムは良い案はないかと考えていたとき、リンが提案をした。

「オルビス塔、真上にある浮遊石があるでしょ?それをあの見張りたちに落とせば、彼らに隙が出来ると思うわ。」

「なるほど、その手でいこう!」

カシムはその案を実行しようとしたが、味方の戦士が口を出した。

「どうやって落とすんだ?」

その言葉に、皆は沈黙した。そして、ムーがこういった。

「あの距離なら・・・」

沈黙の中で聞こえた小声は確かにそういっていた。

「あの距離なら、俺のヘイストで届くかもな。」

ムーの一言に皆は期待を再び取り戻した。

「それで、俺が上にのり、操ってあいつらの真上に落とす。これでどうだ?」

ムーは、みんなの了承を得る前に、浮遊石の上にヘイストで乗った。

「斬り賊最強の名において・・・。いっくぜぇぇぇ!!」

その大声に、氷魔たちは真上を向いた。

「な・・・なんだあれは?!」
「浮遊石だ!落ちてきている!」
「避けろ!」
「どこにだ?!」
「逃げ場がないぞ!」

急な出来事に、氷魔たちはあわてた。
浮遊石は氷魔たちの真上に落ちた。しゃがんで避けれるところで止まったので、彼らには被害はなかった。

「どーだっ!これが、ムー様の力よっ!」

鼻を伸ばし、自分をおだてるムー。

「さ、先を急ぎましょう。」
「あ・・・あぁ・・・。」

リースはそれを流し、カシムに先を急ぐようにいった。

「俺の活躍を流すなぁぁっ!!」

ーオルビスー
氷魔たちが、居座っているのを、退治するべくハルたちは進軍してきた。
雑貨屋前では、氷魔たち全員が集まって食事をしていた。

「やっぱ、オルビスはあったけえなぁ。」
「エルナスが寒すぎるだけだっつの。」
「ここなら食料が豊富だし、良い町だよな。」

そう話しているとき、目の前から普通とは違うでかい手裏剣が飛んできた。
その手裏剣により、氷魔たちは半滅。

「何が起こったんだ・・・?」
「わ・・・わからねぇ。」
「聖魔の仕業じゃねえな、こりゃあ・・・」
「投賊しかいないだろ、こいつは。」

動揺していた瞬間、風のように斬賊たちが瞬時的に斬った。

「どーよ、私たちの速さはっ!」

モニカが自慢気に言うが、ハルは普段どおりに言った。

「とりあえず、まだ残っているので片付けましょうか。」

10分もたたないうちに、オルビスにいた氷魔たちは全滅した。

「こちらは片付きましたし、私たちはここで待機しましょうか。」

ハルの命令は全員待機だった。

ーエルナスー

「あぁっ?!オルビス塔が制圧されたぁっ?!どういうことだそりゃ!」

アラシはオルビス塔の制圧により気分がとても悪かった。

「氷魔たちは、油断しており、真上から・・・その・・・浮遊石を落とされ・・・現在捕虜になっております・・・。」

アラシに怯える側近の氷魔。言葉に現状が分かる。

「っち!氷魔たちを全員オルビスに送れ!力づくでも占領するぞ!」

「しかし、誰も指揮をする人がいなくなり、出せなくても出せないのです・・・。」

「はぁ?!それなら、この俺が指揮を出す!氷魔たちをオルビス塔入り口に集めろ!!」

ーオルビス行きの船ー
その船には、とても大量の戦士たちが乗っていた。

「ほっほっほ。出航するぞー。」

船はオルビスに向かって動き出した。

「ヴァル、氷魔たちと手を組むとはどういうことだ。」

オピニヨンはヴァルにそう話しかけた。

「オルビスが手に入らなければ、俺たちが死んでしまうだろう。生き延びるためさ。」

「氷魔たちが弱っちまったところを、とどめさすのはどうだい?」

ゼロはそう提案した。しかし、ヴァルの反応はゼロの予想とかけ離れていた。

「そんな行動は戦士としては、ふさわしくない。」

その予想外の発言に、ゼロは失望したような顔をし、外にでた。

「きっと、オルビスで戦う相手の中には、カシムがいるはずだ。」

ヴァルが急に言い出した言葉に、オピニヨンは問いかけた。

「お前は、カシムが生きていることを望んでいないか?」

「どうだろうな。」


ーオルビス塔ー
オルビス塔を下り少しずつ寒さがきた。

「ハル様たちのほうは大丈夫かな・・・」

カシムはオルビスのほうを心配していた。

「今は自分たちの心配をしたほうがいいわ。」

リースは少し怯えるかのようにそういった。

「と、話している間に前から氷魔たちがやってきたな・・・。」

ムーが見えたのは大量の氷魔たちだった。


ーオルビスー
モニカはあることに気がついた。

「ハル・・・あれ見てみな。」
「ん・・・?船ですか?」
「おかしくないか?」
「何がです?」
「良く考えてみな。あの船はエリニアからきたやつだよな。」
「そうですね。」
「そうなると、乗っているのは戦士となるだろ。」
「そうなりますね。」
「なんで今戦士たちがくるんだ?」
「私に聞かれても、分かりませんよ。」
「あの噂・・・本当だったのかもな。」
「噂?」

モニカはハルに氷魔と戦士が同盟を組んだことを説明した。

「となると、あれは私たちの敵ですね。」
「そうなるな・・・。」
「じゃ、皆さん攻撃態勢になってください。もうきますよ。」


ーオルビス船乗り場ー

「戦士たちよ、武器を持て!これからの暮らしのために進めーっ!!」

ヴァルの命令に、戦士たちは一斉に船から走り出した。



-オルビスー

「きましたよ。」
「じゃ、派手に暴れようか。」

そして、ハルの部隊と戦士たちの戦いが始まった。


ーオルビス ギルド本部ー
「皆さん・・・。戦士たちがきたようです。」

戦士たちがきたことを知ったオーダーは聖魔たちに新しい命令を出した。

「ハルさんたちを助けに行きましょう。」

そして、聖魔たちはハルたちのところに援護しにいった。



ーオルビス塔ー

「くっ・・・量が多すぎだろ・・・これは・・・。」

カシムたちはもう何百人と氷魔たちを倒していた。

「まだ、くるわよっ!」

しかし、彼らは休んでる暇などなかった。

「それまでだ、お前ら!!」

威勢の良い大きい声が聞こえた。

「誰だっ?!」

ムーが尋ねる。

「俺の名前か?お前らはどうせ死ぬことになるが・・・教えてやる!俺の名前はアラシだっ!氷魔の長。アークメイジのアラシ様だっ!!」

「親玉登場ね・・・」

リンがそういった後、戦士や聖魔たちがアラシに向かって襲い掛かった

「お前らが何人来たって、俺には勝てねえよっ!アラシ様はそんなしょぼくねぇよ!!」

アラシはそう叫ぶと、アラシは宙に浮き、体の周りに大きな氷が発生した。

「食らうがいいさ。アイスストライクッ!!」

体の周りにできた氷が戦士や聖魔たちを襲う。

「っ?!」

速さも威力も普通のメイジとは桁が違った。
それを当たった人たちは返事がなく、帰らぬ者となってしまった。

「さすがアラシ様だっ!皆も続けーっ!!」

氷魔たちの士気があがり、カシムたちに遅いかかった。

「カシムどうするっ?!」

ムーはカシムに聞いた。

「ここは撤退するしかない!」

カシムたちはオルビスに向かって逃げていくが、逃げ遅れた戦士や聖魔たちは全滅してしまった。
結局残ったのは、カシム・リース・ムー・リンの4人だけとなってしまった。

「ふはははははっ!アラシ様の力に怯えるがいいさっ!さて、お前らオルビスに向かうぞっ!」

ーオルビスー
オルビスでは、戦士とハル部隊が戦っていた。

「戦士との戦いは、初めてですが・・・強いですね・・・。」
「ハル、結構減らした気がするんだが・・・。」
「まだ、一杯いるわね。」

ハルとモニカとフリスは戦士たちに囲まれていた。

「賊たちは良く頑張ってくれたよ。やはり、賊はそれまでだったんだな。」

ヴァルは見下すように言った。

「はっ!私たち3人だけを囲んで何を言うのか。周りには他の賊がいるっての。」

モニカは強がってそう言い返した。

「じゃ、さよならだな。」

そうヴァルが言った瞬間。光の矢がヴァルの周りにいる戦士たちに当たった、

「何が起こったんだっ!」

ヴァルは矢が飛んできた方向を見た。

「間に合いましたね。ハル様、私たちも加勢しますよ。」

「オーダー様っ!」

オーダー率いる聖魔たちが援軍としてきた。

「くそっ・・・。なめやがって・・・。オピニヨン!ゼロ!全力を尽くすぞ!」
「しかし、ヴァル。俺たちの戦士たちは半分をきったぞ!」
「オピニヨン、戦士がいなくても私たちだけで、殺せばいいだけじゃないの。」
「ゼロの言うとおりだ、我々だけで仕留める!」

そう。戦士たちはほとんどがやられてしまっている。
死んだわけではないが、戦うことはできない。

「オーダー様、フリス、モニカ。皆さん死なないように頑張りましょう。」
「おいおい、ハル。お前、もっと意気込みしようぜ・・・。」
「それがハルらしいじゃない。」
「まぁ、ハル様の言ってるとおりでもありますね。」

ほとんど五分五分の状態になったとき、オルビス塔からカシムたちがやってきた。

「ハル様!オーダー様!」
「カシム、どうしたのです?」

4人しか部隊がいないカシムにオーダーは尋ねた。

「アラシが・・・アラシがやってきましたっ!」
「アラシが・・・?!」

アラシという言葉を聞き、オーダーは汗が出てきた。

「オーダー様。とりあえず、今は戦士たちのほうに専念しましょう。」
「では、ハル様、モニカ様、フリス様と賊部隊と少しの聖魔は戦士たちをお願いします。私とカシムたちと残った聖魔たちはアラシを倒しましょう。」

そう命令を出して、お互い別れたときアラシがやってきた。

「おーやおや、これはこれはオーダー様じゃないですか。」
「アラシですか・・・。あなたが出向いてくるとは思いませんでした。」
「まぁ、氷魔たちがお世話になりましたしねぇ。俺もお礼がしたくて来ましたよ。」
「しなくても良いんですよ?」
「ははははは、冗談がうまいです・・・・ねぇ?!」

アラシは聖魔たちにアイスストライクを放った。

「ははははははは。オーダー様。あなたたちでは俺には勝てないぜ?降伏して、オルビスを譲りな。」
「遠慮させてもらいますよ。」
「じゃ、力づくでもらうっ!」

アラシは、アイスストライクをオーダーに放った。

「危ない!オーダー様!!」

カシムはオーダーに向かってきたアイスストライクをパワーストライクで粉砕した。

「カシムといったっけな?邪魔しないでもらおうか。」
「オルビスがほしいな、まずは僕たちの部隊と戦え!」
「部隊?4人で?・・・・く・・・・ははははははっは・・・4人で部隊ねぇ。面白いよ君。」
「笑ってられるのは今のうちさ!!」

カシムはクロス・クレイモアに火炎の属性を与えた。

「ぉ、やる気か?じゃ、お前も氷づけになってしまえ!!」

アラシはアイスストライクをカシムに放った。

「ファイアチャージ!!そして、チャージブロー!!」

カシムはクロス・クレイモアにこめた火炎の属性を氷にぶつけた。

「どーだ、これが僕の力さ!!」
「なるほど、面白いよ。じゃ、接近戦と洒落込もうか!!サンダースピア!!」

アラシは雷の槍を作った。

「じゃ、僕も!サンダーチャージ!!」

カシムは雷の属性をクロス・クレイモアに込めた。
二人の剣と槍が当たり、回りに雷が飛んだ。

「なかなかやるじゃないか。」
「力なら、あなたたちには負ける気がしないんだよ!」
「じゃぁ、これなら戦士とは一味違うぜ?」

アラシは一度後ろに飛び、サンダースピアを投げつけてきた。

「おっと!」

そのサンダースピアは鈍いが、真っ直ぐと飛んできた。

「そんな、遅いものなんか。戦士である僕にでも避けれるよっ!」

その言葉を聞いたアラシは高笑いした。

「あはははははは・・・。お前が避けることくらい予想していたさ。本当の目標が違うからねぇ。」
「何っ?!」

カシムが後ろを振り返ると、槍はオーダーのほうへと向かっていった。
しかし、オーダーは後ろを向いており、気づいてはいない。

「オーダー様っ!」

カシムがそう叫ぶが、槍はすでに避けれる距離ではなかった。

「危ないっ!!」

誰かがそう叫んだあと、槍は誰かの胸に突き刺さり眩しい光を放った。

「・・・リンっ?!」

リンはオーダーをかばい死んでしまった。かばったのがリンと知ったときには、リンは既に死んでいた。

「よくも、リンを・・・よくもリンを!!!」

リースの頬には涙がつたっていた。そして、リースの体の周りに光のオーラができた。

「なんだあれは?」

ムーが疑問にそういう。
横にいたオーダーは、あることを話した。

「まさか・・・・。まさかリースが・・・シルフィス様の・・・末裔なのですか・・・?」
「ぇ・・・?」
「聖魔が今こうやって生きているのは、セルフィス様のおかげなのです。」
「どういう意味だ?」
「聖魔は昔、戦闘用の技などもっていなかった。あるとき、大量のモンスターが私たちを襲ってきたのです。そのときに、lセルフィス様は聖なる攻撃魔法を編み出し、それを使いモンスターを倒し私たち聖魔たちに、少しの攻撃魔法を教えてくれました。」
「それが、シャイニングレイやホーリーアローになるのか」
「そうです。しかし、それ危険な魔法もあるのです。」
「では、リースは・・・」
「はい、それを使うこともできるでしょう。」

オーダーは全てを説明してくれた。リースは既にリースではなくなっているようだった。

「はっ?!シルフィス様だかなんだか知らんが、俺の邪魔をするなら殺すまでだ。」

アラシは右手にサンダースピアを出し、左手には氷で出来た斧を持っていた。

「これが、俺の編み出した魔法。アイスアクスっ!」

リースは右手に光の剣を出した。

「あれは・・・聖なる剣(ホーリーソード)!」
「聖なる剣(ホーリーソード)・・・。」
「ホーリーソードだか、なんだか知らんが死んでもらおうかっ!」

アラシが威勢よく、リースに襲いかかった。

「隙があんだよっ!もらったぁっ!!」

リースは剣を力強く振ると、アラシの剣と斧にあたり、アラシの武器は両方砕け散った。

「な・・・っ!」

アラシは後ろに飛ばされたが、すぐ体制を戻し雷と氷の弓と矢を両手に持った。

「これでもくらえ!マジックコンボジション!」

氷と雷の両方の属性を持った矢がリースに向かって飛ぶ。

「リース危ないっ!!」

そうカシムが叫ぶが、リースには何も聞こえてない。そして、リースは光の矢を放った。

アラシの放った矢は光の矢に当たり消え、光の矢はアラシのすぐそばをかすり、アラシは地面に落ちた。
落ちたところに、リースは歩いて向かった。

「早く殺せよ。今殺さなければ、俺がお前を殺すぞ。」

リースは我に返り、泣きながらこう話した。

「あなたを殺したって・・・リンは・・・もう・・・帰っては・・・こないのよ・・・。」

リースはそれ以上話せなかった。

「それに、アラシ・・・あなたが死んだら氷魔や雷魔はどうするのです?あなたみたいにまとめてくれる人がいなければ、彼らはまた争いをしてしまいます。」
「オーダー。俺はお前を殺しオルビスを占領するために、こうなってしまったんだぜ?殺されるのは当然だろ。」
「いえ、あなたは氷魔や雷魔たちがもっと、暮らしやすくなるように、民たちのことを考えてこんなことをしたのでしょう。何故私に話してくれなかったのです?」
「・・・本当に、お前に言えば良かったな・・・。」
「これから、共に生きていけばいいじゃないですか。」
「あぁ・・・そうだな。」

話に区切りがついたとき、聖魔たちと氷雷魔たちとの仲が回復された。
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by cicada0117 | 2006-10-30 00:10 | 挑戦者たち

その4

ーオルビス市街地ー

「どうする、ヴァル。」
「なら、俺たちだけでここを占領するだけさ。」

ヴァルは同盟を破棄し、オルビス進行をやめなかった。

「まだ、あなたがたはやる気なのですか?」

ハルはヴァルに問いかける。

「当たり前だ。俺たちだって生活がかかっているんだ。」
「だからって、魔たちを殺すの?」
「人聞きが悪いやつらだな・・・全く。」
「本当のことじゃないかな?」

戦士と賊・弓の戦いは未だに終わっていなかった。

ーオルビス塔入り口付近ー

「カシム、私たちもハル様を助けに行きましょう。」
「あぁ。そうだな。」

オーダーとカシムたちはハルのところへ向かおうとしていた。

「待ちな。お客様はまだくるらしいぜ。」

未だに倒れているアラシが何かに感づいてそう発言した。
そのとき、オルビス塔入り口に、何か乱れが発生した。

「・・・全員攻撃開始・・・。」
「ウォン様の命令だーっ!攻撃開始ーっ!!」

火魔たちが一気に攻めかかってきたのだ。

「火魔たちが攻めてきたのですかっ?!」
「オーダー様、大変なことになりましたね。」
「カシム、オーダー様。俺たちでとりあえず火魔たちを片付け、あの親方も倒しちまいましょう。」
「待ちな。火魔たちははあんたらでは勝てないぜ。ここは俺ら氷雷魔に任せておけ。」

アラシがそうカシムたちに言った。

「分かりました。カシム、ムー、リース、全員ハル様のほうへ行きましょう!」

氷雷魔以外は全員、市街地へと向かっていった。

「ウォン。久しぶりだな。」
「・・・。」
「相変わらず無口だな。」
「・・・。」
「ここは、俺たちの町でもあるんだ。覚悟してもらうぜ。」
「・・・。」
「行くぜっ!」


ーオルビス市街地ー

「ハル様、モニカ様、フリス様!」
「オーダー様、氷雷魔たちはどうなりました?」
「彼らは私たちの味方となりました。」
「心強い味方だな。」
「でも、氷雷魔の姿が見えないね。」
「現在、火魔たちと光線しています。」
「私たちはこちらに集中しましょう。」

オーダーたちはハルたちと合流した。

「カシムか・・・。まさか本当に生きているとは思わなかったな。」
「ヴァル様、僕が死んだとでも思っていたのですか?」
「一人前ではない戦士だからな、よっぽど運がよかったのだろう。」
「あながち間違いではありません。」
「お前の後ろにいる、女プリーストや男マスターシーフはなんとなくいることは分かるが。何故、賊の長、弓の長、聖魔の長がお前についているのだ?」
「カシム君は私たちを救ってくれました。いわゆる英雄なのです。」

それを聞いていた、ハルが口を出し、それに乗るかのように皆が話しはじめた。

「私は、カシムに何回も助けてもらった。共にここまで来た仲間だから。」
「俺は、こいつらより強い自信はあるが、俺がいないとどーも心配だからな。」

リースやムーは自分たちがついてきた理由を話した。

「私は、ハルと同じで盗賊たちを助けてくれた英雄だ。今度はこっちが助ける番だからじゃねえか?」
「私は、盗賊に攻撃しかけちゃったじゃない?だからさ、罪滅ぼしだと思うよ。」

モニカやフリスも話した。

「私は、一度カシム君やリース。そして、聖魔たちやリンにひどいことをしてしまいました。しかし、彼らは今このとおり私を助けてくれます。だから、私はこの人たちに謝罪したいのです。」

「つまり、全員信頼ということか・・・。」

オーダーが話した後、ヴァルがそう言った。

「だがな、信頼といっても。力がないやつは力を持つ者にひねり潰されるだけということを、ここで教えてやる。受けるがいい。ドラゴンロアっ!」

ヴァルはドラゴンロアを使い、回りにいた賊や聖魔たちを全員、遠くへ飛ばした。

「さすが、ヴァル様だ・・・凄い力・・・。」
「これが、戦士の力なの・・・?」
「さすがの俺でもこれはきついぜ。」
「盗賊たちが飛ばされてしまいました。せめて無事でいれば良いのですが・・・。」
「賊たちはそこまで弱くねぇよ。ハル今はこいつらに集中するんだ。」
「弓使いたちも飛ばされてしまったね・・・。」
「皆さん、無事ですか?」

ドラゴンロアを受け、全員被害は大きかった。

「俺の力・・・そう、これが力を持つ者の力さ。」
「さすが、ヴァルだ。あうやく俺も飛ばされるところだった。」
「オピニヨンはこんな力で飛ばされるのか?貧弱だな。私は、別に普通だったぞ。」

戦士たちは、そこまで被害がなかった。しかし、ヴァルの力はいつもより強く、慣れてない戦士は飛ばされていた。

「私、飛ばされている人を見てくるね。」

フリスはそういい、戦場を後にした。

「私も行きます。」

そうハルが言い、向かったが目の前にオピニヨンが飛んできた。

「盗賊、投賊の長ハルか・・・。俺が相手になろう!」
「確か、ナイトの長オピニヨンですね。いいでしょう。全力でいきますよ。」
「待ちな、ハルお前は遠距離専門だろう。ここは私が相手になるよっ!」

ハルとオピニヨンが戦おうとしたとき、モニカが割り込んできた。

「お前は、斬賊の長モニカだな。賊が一人だろうが二人だろうか関係ない。二人揃ってかかってこい!」
「な・・・賊を舐めるなよっ!」
「モニカ、挑発に乗ってはなりません。冷静になるのです。」
「さすが、噂どおりだ、この俺の挑発に乗らなかったか。」
「今のは挑発とはいえませんけどね。」
「二度と賊が戦士に頭が上がらないようにしてやるよ。アドバンスドコンボ!」
「あの技・・・お前ナイトじゃないなっ!」
「そうさ。俺は力をつけることで、ヒーローへとなったのさ。」
「もっと強い力をつけたということですね。」
「でも、私とハルが力をあわせれば勝てない相手じゃないさ!」

ハルとモニカはナイトの長であるヒーローであるオピニヨンと戦うことになった。

「ヴァル様、あなたは僕が倒してみせるっ!」
「ひよっこが俺と戦おうというのか。いいだろう。相手になってやる。」
「僕は今回で大きく成長したってことを教えてあげますよっ!」
「まて、カシム。お前一人じゃきついだろう。さっきの威力といい、この男強いぜ。俺も手伝う。」
「ふっ。自称最強斬賊・・・僕の足を引っ張るなよ。」
「お前が引っ張るの間違いだろう。」
「じゃ、行くぞっ!」

ムーとカシムはヴァルに向かって走った。

「ただ、突っ走ってくるだけならこうすればいいだけだ。ラッシュ!!」

ヴァルは風のようにカシムとムーを引いた。

「何っ・・・?!ドラゴンナイトにあんな技があったのかっ?!」
「あるわけないだろっ!あれはダークナイトの技だ。」
「やっと気づいたか。俺はお前がいない間に力をもっとつけることで、ダークナイトになれたのだ。」
「なんということだ・・・。」

カシムとムーはドラゴンナイトの長ダークナイトであるヴァルと戦うことになった。

「オーダー様。私たちは後退しましょう。ここは危険です。」
「分かりました。リース私とついてきてください。」
「任せてくださいっ!」
「そうは、させないよ。」

オーダーとリースがギルド本部へ向かおうとしたとき、目の前にゼロが立ちはだかった。

「残りものってのは、気に食わないけど、私はあんたらを殺すよ。」
「あなたは、クルセイダーの長ゼロ様ですね。女性のわりに口が悪いところはモニカ様と同じですね。」
「口調が悪いってのを指摘されるのは、同じ女性として失礼じゃないのか?オーダー様よ?」
「それは失礼しました。」
「そんなこと話している場合じゃないんじゃないんですか?」
「ぁ、そうでした。ではリース本部に行きましょう。」
「ちょっと、待てよあんたらっ!私を忘れるなよっ!」
「ぁ、そうでした。そうでした。で何か御用でしょうか?」
「ぁーもう頭きたっ!覚悟しろよっ!ホーリーチャージ!」

ゼロは自分の大剣に聖なる属性をつけた。

「あれは・・・クルセイダーの技ではありませんね。」
「そうさ、私はもっと強くなるため、鍛え、そしてパラディンとなることができた。一瞬で終わらせてやる、おとなしくしてろよ。」
「オーダー様、危ないっ!!」

リースはオーダーに向かってきたゼロの大剣をホーリーソードで弾いた。

「あんたも、魔法剣士かい?」
「私はシルフィスの末裔・・・リース。聖魔だって強いということを教えてあげるっ!」
「なるほど、シルフィスの末裔か。なら、なおさら殺さないとな。」
「あなたの言ってることが、私には理解できない・・・。」
「理解できるわけないじゃない!」

そうして、リースとゼロの戦いが始まった。

ーオルビス塔付近ー

アラシとウォンは激しい戦いを行なっていた。

「食らえ!!アイスストライク!!」
「・・・氷が炎に勝てると思うな・・・ファイアアロー・・・」

そうウォンはいい、アラシが出した氷を溶かした。

「俺の氷を溶かすとは、さすがウォンだな・・・。」
「お前もなかなかだ・・・。」
「ぉ?認めてくれるのか?」
「表面だけだ・・・。」
「つまらんやつだぜ・・・。じゃ、これはどうかな?!」

アラシはウォンから離れ、魔法を唱えた。
唱えたとき、ウォンの体の周りに氷壁ができた。

「なるほど・・・フリーズか・・・・。」
「さすが、ウォン分かっていたか。これなら、お前も防ぎようがない!」
「・・・・フレイム。」

ウォンの周りにできた氷壁の周りに炎の壁ができた。

「な・・・お前・・・その技をもう取得したのかっ!!」
「・・・・当たり前だ。」
「じゃぁ、これはどうだ!!」

そのときだった。急に大きな地震がおき、オルビスは激しくゆれた。

「な・・・なんだっ?!地震か?!」
「・・・それはありえない。」
「なんでだっ?!」
「ここは空中都市だ・・・地震が起きるわけないだろう。」
「じゃぁ、この揺れは何だ?!」
「・・・まさか・・・・」

ーオルビス市街地ー
市街地のほうでも大きな地震が起きていた。
そして、少し時間がたつと、それは収まった

「地震が収まったか・・・・。では、再戦しようか。」

ヴァルが再び槍を構えたとき、フリスがやってきた。

「大変!大変!皆、戦ってる場合じゃないわよ!オルビス塔入り口まできて!!」

そうフリスに言われ、全員オルビス塔入り口まで向かうことにした。


ーオルビス塔 入り口ー

全員、オルビス塔に到着していた。
「アラシどういうことです?」
「とりあえず、詳しい話はあとだ。ついてきてくれ。」

アラシはオルビス塔を下っていき、全員それについていった。

「ヴァル・・・休戦か・・・?」
「一時な。」

戦士も一度休戦していた。
先頭にはウォンとアラシが話しながら歩いていた。その様子から、氷雷魔と火魔も休戦しているのだろう。


ーエルナスー

「オーダー、あれを見てみろ。」
「あれは、エルナス閉鉱ですか?」
「そうだ、あれは活火山って知っているだろう。」
「噴火するというのですか?それならば何故分かるのです?」
「それはウォンに話してもらう。」

ウォンは全てを皆に話した。

「なるほど、つまりずっと前から閉鉱のほうでは地震があったのですね。」
「で、今回の地震は噴火の前兆と。」

ハルとモニカが簡単にまとめた。

「なら、争ってる場合じゃないだろ!!そうではありませんか?!ハル様、モニカ様!!」
「ここは、仲を回復させるべきだと、私も思いますよ、オーダー様。」
「僕も、回復させるべきだと思うな。」

皆、戦士と聖魔の仲を回復させるように提案した。

「・・・ということです。ヴァル様。」
「では、オルビスに戦士を済ませて欲しい。」
「全員は無理ですが、それは構いません。」
「なら、俺たちは構わないがな。だろう?オピニヨン。」
「あぁ、それなら文句はないな。」

ここで戦士と聖魔たちの仲が回復されるはず






だった。しかし、ただ一人それを反対する者がいた。

「・・・(このままでは・・・)」

ヴァルは腹をナイフで刺された。

「ヴァルっ!!」

オピニヨンが気づいて叫ぶ。
ヴァルを刺したのはゼロだった。

「このまま・・・・このまま終わらせないよっ!!」

ゼロは叫んだ。誰もその意味を理解できなかった。

「どういうことだ!ゼロ!!」
「私は・・・私は力が欲しいのよ・・・。」
「狂ったかっ!ゼロ!!」

オピニヨンはコマをゼロに向けて放った。

「あはははははははっ!」

ゼロは急に高笑いをし、向かってきたオピニヨンを避け、チャージブローを放った。

「な・・・・。」

オピニヨンはそこに倒れ、ゼロは高笑いをまだしていた。
そして、笑いは止み、発言をした。

「さぁ、戦士たちよ再び武器を持つのよ・・・。皆殺しにするのよ・・・。」

戦士たちはゼロの姿を見て怯えていた。

「早く・・・早くっ!!」

ゼロは既に壊れていた。もう、殺すことしか頭にはなかった。

「ゼロ様!あなたは一体何を・・・・?!」

カシムはゼロがやったことを未だに理解していなかった。

「カシム・・・あなたさえいなければ、私の夢は・・・私の夢は実現していたのよ・・・。でも、今からでも遅くはないわ・・・。あんたを殺してしまえば・・・。」

ゼロは再び大剣にホーリーチャージをした。

「私のために・・・私のために・・・死ねぇぇぇぇ!!」

カシムに向かって走ってくる。

「避けきれないっ!!耐えることもできないっ!!どうすればいいんだっ!」
「あははははははは!おとなしく死んでちょうだい!!」

ゼロはカシムにパワーストライクを振った。

「・・・・っ!!」

目の前には篭手が壊れ、自分の手首に剣が少し刺さっているハルがいた。

「カシム君・・・あなたを死なせるわけにはいかないのですよ・・・。」
「また、邪魔をするの・・・・?また・・・邪魔をするの・・・?また・・・・また・・・・っ!!」

そのとき、エルナス閉鉱火山が噴火した。

「火山が噴火したっ?!」

アラシがそれを見て驚いた。

「ここは、危険です!早く安全なところへ!」
「なら、あの丘の上なら安全だっ!」

オーダーが命令を出し、アラシが安全な場所を言った。

「カシム君!早くくるのです!」

ハルはカシムに逃げるように言った。しかし、カシムは

「僕は、この危ない人を倒してから行く。必ず生きて戻る・・・。」
「カシム君・・・分かりました。皆さん、早く丘の上へ!」

カシムは雪原に残り、ゼロを倒すことを宣言した。

「あはははははは!一人殺されるために残るなんて・・・やっと死ぬ気になった?」
「一人じゃないわよ。」
「あぁ、俺たちもいるからな。」
「ムー?!リース?!お前ら、危険だ!早くオーダー様やハル様のところへ行け!」
「ここまで一緒に来た仲間じゃねえか。お前を一人置いていけるかよ。」
「海に落ちたときから、いつでも死ぬのは覚悟しているわ。」
「お前ら・・・じゃ、死んだって文句なしだ。」
「いいわ。」
「いいだろう。」

ムーとリースはカシムを助けるべく、残っていた。

「友情みたいなやつ?泣かせてくれるねぇ・・・。でも・・・三人仲良くあの世にいってちょうだい!!」

溶岩が迫る中、戦いは始まった。

「あははははは!!」
「本当に狂ってるやつだ・・・。」
「危険だわ・・・。」
「あははははは!行くわよっ!!」

ゼロはさっきためた、ホーリーチャージをチャージブローで放ってきた。

「二度もうまくいかないよっ!!」

カシムはホーリーチャージを避けた。

「いつも・・・いつも私の邪魔をしてくれちゃって・・・・!!」
「一体僕が何を邪魔したんだっ?!」
「あんたがいなければ・・・魔の長は死んで、賊や弓の長も共に死んで・・・そして、戦士がオルビスを占領し、私がヴァルやオピニヨンを殺し、そして・・・私が神になるはずだったのにっ!!」
「神など、この世には存在しないんだよっ!!」
「初代神は私となるはずだったのにぃぃぃぃ!そのために、ビクトリアアイランドにいた魔を殺し、わざとこの戦争が起きるようにしたのに・・・なんで、カシム・・・あんたが邪魔してくれるのよっ!!」
「自分勝手な理由で、人を殺してたまるかよっ!!」
「自分勝手・・・・?いや、違うわよ・・・。私が神という存在になることで、私がお前らを導いてやろうとした・・・。あんたたちにとってもこれは幸せなことじゃない?!」
「あなたの下につく人なんていないわよっ!」
「お前の下につくほどだったら、死んだほうがましだっ!」
「あははははははははははははは!面白いこというわね・・・あなたたち・・・。じゃ、お言葉通り、死んでもらうわっ!!」
「死んでたまるかっての!!」

カシムとムーとリースはゼロに向かって襲い掛かった。

「あははははははは!そんな攻撃無駄よっ!!」

ゼロは三人の攻撃を全て大剣でふせいだ。

「くっそぉぉぉ・・・!」
「力が足りないの・・・?」
「俺たちの力でも足りないなんて・・・・!」
「あははははは!あんたたちが弱すぎるのよ!!」

ゼロは三人を振り払った。
そのとき、三人は遠くへ飛ばされた。

「あはははははは!これで邪魔者はいなくなったわ・・・。私が・・・私の時代がきたのよ・・・!」

ゼロはそのときは気づかなかった。真後ろには溶岩が迫っていた。

「あはははは・・・一瞬の天下だったわけね・・・あはははははははは・・・・笑い飛ばしていきたい・・・・。あはははははははは・・・・。」

そして、ゼロは溶岩に飲み込まれいなくなった。


「カシム!!溶岩が迫ってきた!早く逃げろ!!」

カシムたちは飛ばされ孤立していた。

「くそっ!!今から逃げても間に合わねぇよ!!氷魔たち!!アイスストライクやコールドビームを打て!!溶岩を固めるぞ!!」

そういい、氷魔たちとアラシは氷系魔法を全力で放った。

「フリーズでも固まらないのかっ?!あれ!」
「エルナス閉鉱の火山は、寒い中で出来ている溶岩だからな・・・。寒さには強い・・・・。」
「じゃぁ、どうするんだよっ!!」
「どうするのか・・・・・それに、ここも危険になってくる・・・。」
「とりあえず、今はあの三人が助かるためにどうすればいいのか、考えましょう。」

ハルは怪我したところより、三人を心配していた。
しかし、誰もがどう考えても良い案は見つからない。

「どうする・・・?ムー。リース。」
「はっ、良い人生だったってことを今のうちに思っとくんじゃないのか?」
「死ぬことは承知だったからね・・・。諦めるしかないわ。」
「僕は諦めないよ。」
「何を言うんだっ?!お前は!!」
「全力で、アイスチャージをぶつける!!」

そう言い、カシムは溶岩に向かって走りだした。

「無謀だっ!カシム!!」
「早く死ぬことに意味はあるのっ?!」

ムーやリースが止めるが、カシムは止まらなかった。

「アイスチャージ・・・全力を注ぐ・・・・!!」




「俺に答えてくれ!!クロス・クレイモア!!」




「勝負だ!!チャージブロー!!」






















全ては一瞬で終わった。


















「溶岩が・・・かたまった・・・。」
「・・・・なんということだ・・・。」







「カシム君は・・・・?」





「カシム・・・・。」





溶岩は見事に固まった。そして、ムーとリースは無事だった。しかし、カシムの姿が見当たらない。


















「おーい・・・・」


どこかで声がする。皆が探すと、一人の戦士がいた。



「僕は無事さ・・・。ただ、クロスクレイモアが壊れちまったがな・・・。」

それは、カシムだった。

「カシムっ!無事だったのね!」
「カシム・・・無事だったのか・・・。」




そのとき、全ての人が喜び、歓声があがった・・・。








その事件から、2ヵ月後。
四職は再び、ビクトリアアイランドに戻った。

魔法使いは、オルビスやエルナスは戦争により半壊したため、復旧作業が続く中、魔の中で故郷を好むものが現れ、ビクトリアアイランドに戻った。

戦士は、オルビスが戦争によって半壊したため、復旧作業に力を注ぎ、再びビクトリアアイランドに戻った。

盗賊や弓使いは、ルディブリアムで暮らしていたが、住みなれない土地のため、故郷を思い出し、ハルの提案でビクトリアアイランドに戻った。

ビクトリアアイランドに平和が戻り、人々が幸せに暮らしていた。

戦士たちは、ヴァル、オピニヨン、カシムが指揮をとっており、平和主義をモットーにしていた。

魔法使いは、オーダー、アラシ、ウォン、リースが魔法使いをまとめ、他職と平和に暮らしていた。

弓使いは、フリスが弓使い全員を治めていた。弓使いは盗賊と共存をし、平和に暮らしている。

盗賊は、ハル、モニカ、ムーを先頭にまとめ、盗賊たちが権利を持つようにし、二度と戦争が起きないようにしていた。



ーリス港ー

「カシムー、ヘネシス行こうぜー。」
「あぁ、いいよ。」
「今日はヘネシスの何処に行く?」
「ゴーレム寺院とか?」
「よし、そこに決まりだっ!」




この話はここで終わりだが、彼らの話はこれからも続いていく。
終わりない話が・・・・。




Fin.


製作  Akito232 助っ人盗賊 
協力者 血影
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by cicada0117 | 2006-10-30 00:09 | 挑戦者たち



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小説の紹介

1.挑戦者たち
メイプルストーリーの世界は四職で成り立っていますが、もし、この四職が互いの潰しあっていたらどうなるんでしょうか?
はじめての作品です。
話は終わりました。

2.楓物語
「挑戦者たち」の世界の後の話です。
モンスターばかり狩っている今のメイプルストーリーですが、狩場を確保するために放置してる人などをMPKする人や、初心者の弱い人がくるとMPKする人がいるということがあります。それに、最近ギルド対抗戦としてギルドクエストが出てきたので、プレイヤー同士の戦い・・・PvPだったら、こんな感じだろうということを考えて、作りました。主に会話をメインとして書いているので、会話がとても多いです。
現在進行中です。
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