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AkitosNove

スキー&スノーボード2004-2005

楓物語。第10章 集う者

――出会いが偶然なら、人が集まるのも偶然である。

あのときあの人と出会ったから、人生が変わった。

そのときあいつと出会ってしまったから、人生が変わった。

出会いとは、プラスとマイナス。どちらなのだろう。

だからこそ、出会いは大切なのだろう。――

ーリプレー
かつて龍族が住んでいたという未知の世界。

ビクトリアアイランドから離れていることもあり、島全体の発展は進んでいない。

昔の面影がそのまま残されており、原住民が住んでいる。


ーリプレ町ー

ベス:とりあえず、リプレにはついたな。

ミツルギはあれ以来一切話してはいない。

ベスが記を使って話をふったとしても、返ってくるのは単調な相槌だけだった。

二人が奥へ進んでいると誰かに声をかけられた。

振り向くと、そこにいたのは一人の男性だった

お前ら、一体こんなところに何の用だ。

そう言われると、答えようにもベスは答えられなかった

意味もなくリプレにきたのだから。

ベノム:あぁ、紹介が遅れたな。俺はベノム。メイプル政府の副マスター・・・だな。

ミツルギ:メイプル政府・・・・だと。

メイプル政府というと、ビクトリアアイランドを統一しているギルド。

今はビクトリアアイランドを全て統一したことから、オルビス、エルナス、アクアリウムへと侵略行為を行なっている。

とミツルギは説明をした。

ベノム:ふん、侵略行為とはよく言うぜ。お前らが安心してビクトリアアイランドにいれるのは、俺たちのおかげだぜ。

ベノムは腕を組み、見下して言った。

続けてベノムはこう説明した。

ベノム:こっから先は我々政府が調査中だ。関係者以外の立ち入りは禁止なんだ。

ベス:いや俺たちは・・・

そのときだった、上から人がふってきた

ベノム:な・・・・・なんなんだこいつら?!

ベス:キラさん、ノヴァさん、たんくさん!

三人は気がつくと再会を叫んで喜んだ。

そして、あることに気がついた

ノヴァ:あれ、助とクロさんは

そこに落ちたのは三人だけだった。

そして遅れて違う方向から一人やってきた

助:やれやれ、一人迷子になったかと思ったよ。

そろったところを喜ぶ間もなく、ベノムが口を開いた

ベノム:そうか・・・お前らか。スリーピーにいたアキを倒したっていう奴らは。

キラが口を挟む前にベノムは話を続けた

ベノム:じゃぁ、お前らちょっとついてこい。

そういわれると、ベノムは魔法を使い全員をどこかへ飛ばした。

飛ばされた先はエルナスだった。

エルナスの一箇所に多くのテントがあり、その中央の大きいテントの中にいた。

ーエルナス 中央広場 ギルド「メイプル政府」テント本部ー
飛ばされたのはテントの中の真ん中だった。

周りには多くの人がおり、目の前には一人の男がたっていた。

キメラス:・・・私はキメラス。この政府のリーダーとでもいっておこうか。

キメラスと名乗る男性はどうやらギルドマスターのようだった。

キラ:俺たちに一体何の用だ。

キメラス:話は簡単さ。諸君らの力を借りたいのだ。

男は不気味な笑みを浮かべると再び話した

キメラス:向こうで4人と合流する予定だ。その10人で一つのギルドを作る。後は向こうの奴らと話し任務をこなせ。また、諸君らのギルドはメイプル政府の勢力の一つとする。

少し経ったあと、やっとノヴァが口を開いた。

ノヴァ:いや、俺たちはお前らに従う義務はないんでな。悪いが、帰らせてもらうぜ。

それを聞いたキメラスは高笑いしたあと笑いながら話した。

キメラス:帰るのは、地獄か?断るならば、ここで死んでもらうことになる。

それだけを言い残し、真剣な顔つきでいった

キメラス:では、アクアリウムへ行け

キラたちはそれに従うしかなかった。


キメラス様、あの人たちに任せてよろしかったんでしょうか。

その女の声に、キメラスは後ろを向いた

キメラス;ニムルか・・・。お前はマガティア担当のはずだが。

ニムル:定期報告のために一度戻ったためです。ですが、何故私たち副マスターたちには各地方の偵察を行なわせて、どこの馬の骨か分からない奴に・・・。

キメラスは再び座り込み

今、君達を失うわけにはいけないんだ。

そうつぶやいた・・・。

ーリプレ奥地ー
ベノム:・・・以上だ。

シャムエル:そうか・・・やはり、・・・が・・・だったのか。

ベノム:約束は守れよ。

シャムエル:ふふ・・・わかってるよ。親友よ・・・。



―人は何のために動き、誰のために動くのか。

命令され、ただそれだけに従うのが

生きている運命なのか・・・・。―
by cicada0117 | 2007-11-11 10:45 | 楓物語
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小説の紹介

1.挑戦者たち
メイプルストーリーの世界は四職で成り立っていますが、もし、この四職が互いの潰しあっていたらどうなるんでしょうか?
はじめての作品です。
話は終わりました。

2.楓物語
「挑戦者たち」の世界の後の話です。
モンスターばかり狩っている今のメイプルストーリーですが、狩場を確保するために放置してる人などをMPKする人や、初心者の弱い人がくるとMPKする人がいるということがあります。それに、最近ギルド対抗戦としてギルドクエストが出てきたので、プレイヤー同士の戦い・・・PvPだったら、こんな感じだろうということを考えて、作りました。主に会話をメインとして書いているので、会話がとても多いです。
現在進行中です。
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